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塩水橋〜堂平〜丹沢山〜本間ノ頭(南東尾根)〜塩水橋
<2008年 2月16日(土)>  NO.183
塩水橋 : 06:38 (  420m)
ワサビ沢分岐 : 07:18 (  700m)
堂平入口 : 07:43/07:50 (  900m) 雨量局
天王寺尾根合流 : 09:18 (1,310m)
丹沢山 : 10:35/11:00 (1,567m)
円山木ノ頭 : 12:42 (1,360m)
本間ノ頭 : 13:15 (1,345m)
下降点 : 13:20/13:42 (1,260m)
1137mピーク : 14:05 (1,137m) すぐ先にブナの巨木
930m右折点 : 14:31 (  930m) 新しい鹿柵
鞍部 : 14:50 (  720m) シキミの巨木
最初の鹿柵 : 15:20
塩水山神 : 15:31
塩水橋 : 15:38 (  420m)
  [行動時間] : 9時間00分 [単独]        [車]

[コースマップ]: 塩水橋周辺コース全体図      本間ノ頭南東尾根



堂平沢の堰堤
丹沢山手前の登山道


前回に続いて、雪の丹沢山へ。
みやま山荘さんのHPで積雪70cmを見て、体感したくなった。
登りは、堂平から一般登山道で天王寺尾根に合流するコースを選んだ。
丹沢山から塩水橋への下りは、雪の様子と体力で決める事としたが、今日は快調だった。
本間ノ頭まで歩いて南東尾根を下り、前回のリベンジを果たす事が出来た。
これまでの山行で、もっとも雪が多い山歩きを楽しむ事が出来た。



[関連ページ]:
<NO.112 2005-12-10 塩水橋〜キュウハ沢出合〜三角ノ頭〜丹沢山〜円山木ノ頭〜弁天尾根(弁天杉)>
<NO.113 2005-12-17 塩水橋〜本間ノ頭〜丹沢山〜日高〜三角ノ頭〜キュウハ沢出合>
<NO.139 2006-10-21 塩水橋〜弁天杉〜弁天尾根〜円山木ノ頭〜堂平へ>
<NO.166 2007- 5-20 塩水橋〜新緑の堂平〜稜線〜円山木ノ頭〜弁天尾根>
<NO.177 2007-11-24 塩水橋〜大日沢〜新大日〜塔ノ岳〜日高〜オバケ沢〜キュウハ沢出合〜塩水橋>
<NO.178 2007-12- 1 塩水橋〜四町四反沢出合〜竜ヶ馬場東尾根〜塔ノ岳〜木ノ又北東尾根〜オバケ沢出合>
<NO.182 2008- 2- 2 塩水橋〜日高経路〜三角ノ頭(寿岳)〜丹沢山〜円山木ノ頭〜弁天尾根〜ワサビ沢出合>



塩水橋に6時30分に到着した。
林道の凍結も心配だったが、危なそうな所は無く、順調に走る事ができた。

はたして丹沢山までたどり着く事が出来るか?
行ける所まで。 ダメなら引き返すと決めて出発した。

←ガチガチの塩水林道

凍結した林道、滑らない所を選びながら歩く。
 

出発から40分でワサビ沢出合。
ここから橋を渡って登山道に入った。

←登山道に向かう橋。
   しっかりトレースがあった。
 

25分で雨量局に到着した。
小休憩の後、林道脇の階段を上がり、丹沢山への登山道に入った。

←堂平ブナ林分岐点の手前。

堂平ブナ林方面には立ち入り禁止の看板。
ここは、入り難くなってしまった。
堂平ブナ林分岐点を右にみて直進する。
実は、ここを直進するのは初めて。
天王寺尾根に合流するまでは、初めて歩くコースだ。
 

すぐに左手の視界が開けて、堂平沢の堰堤が見えて来た。
青空に雪景色が美しい。(最初の写真)

←堂平沢を渡る。

ここまでは快調だったのだが、
ここから苦しい登りがはじまった。
 

天王寺尾根に向けて登って行く。
幸いな事にトレースはあるが、ズボズボと足が雪の中に入っていく。

天王寺尾根への最後の登り、トレースは一直線に急斜面を登っている。
たぶん登山道を外れている。
誰かが一直線に下ったトレースと思ったが、そのまま急斜面を登った。
ここが、今日の工程の中で一番きつかった。
 

雨量局から95分で天王寺尾根に合流した。

←前方、崩壊地と丹沢山方面。

天王寺尾根に乗って一息ついた。
雪が少なくなり、明るい尾根を気持ち良く歩く。
 

←青空をバックに崩壊地を見上げる。
 

←丹沢三峰がきれいに見えた。

下りの三つの候補が見える。
手前から、堂平ブナ林(エスケープ)、
円山木ノ頭から弁天尾根。
その向こうに、本間ノ頭南東尾根。
 

崩壊地を過ぎたあたりで、先行する一人の登山者が見えた。
この人のトレースに助けられた、申し訳ない気がした。

←尾根へ出る手前。

尾根へ乗ったところで先行する登山者に追いつき挨拶。
ズボズボと足をとられながら、丹沢山へ向かった。


天王寺尾根合流点から77分で丹沢山に到着した。
いつもお世話になっているベンチは雪の下だった。
 
丹沢山の山頂
 
少し雲がかかった富士山
 

休憩の後、宮ヶ瀬方面へ向かう。
天王寺尾根分岐から先、足跡が一つ続いていた。

固く締った雪もあるが、いきなり氷が割れるように落とし穴にはまる。
落とし穴にはまると、雪は太腿まであった。
なかなか大変だ。
これは、堂平ブナ林へエスケープかな・・
とも思ったが、だんだんと慣れてきて、落とし穴も少なくなってきた。
 

何回も歩いたコースだが、何となくいつもの景色と違う。
積もった雪が景色を変え、又、いつもの登山道を外れて歩いているせいだろう。
 

←瀬戸沢ノ頭
   掘り起こされたベンチ

前回と異なり、歩くにつれて快調になってきた。
足の違和感も無い。

丹沢山から約2時間で本間ノ頭へ到着した。
本間ノ頭から宮ヶ瀬方面へ5分下ったところが南東尾根への下降点だ。
目印の看板の正面へ入って行く。
なんと、しっかりしたトレースがあった。
 
南東尾根下降点の看板
 
南東尾根入口、トレースがあった。
 

急斜面の雪は少なかったが、平坦な尾根になると、又、雪が多くなった。

足跡は、今日登ったもののようだ。
という事は、今日すれ違った誰かが、ここを登って来たのだろう。
 

←1137mピークのすぐ先、
   見事なブナの巨木



この尾根の注意点は一箇所。
930mで右へ方向を変える所だが、今日はトレースがあり、全く問題ない。
右へ方向を変える地点に到着すると、前方に新しい鹿柵が出来ていた。
これなら、間違えて直進する事は無い。
 
930m、右へ方向を変える
 
新しい鹿柵
 

←順調に下って、720m鞍部。
   シキミの巨木

少し登り返して740mピーク。

この先、作業道が何本も交差するが、無視して尾根を真っ直ぐ下った。
 

下降を開始して1時間40分で鹿柵に到着した。
ここからは、作業道に乗って、ジグザグと下って行く。

 

←最後の鹿柵を越える。
 

最後に、塩水山神様にお参りして、本日の山行を終了した。
これまで経験した事の無い深い雪だった。
充実の山歩きだった。
 

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