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塩水橋〜キュウハ沢出合〜四町四反沢出合〜竜ヶ馬場東尾根〜竜ヶ馬場〜塔ノ岳
〜木ノ又小屋〜木ノ又北東尾根〜オバケ沢出合〜キュウハ沢出合〜塩水橋

<2007年 12月 1日(土)>  NO.178
塩水橋 : 06:05 (  420m)
キュウハ沢出合 : 06:51 (  720m)
戦闘機慰霊碑 : 07:11 (  770m)
四町四反沢出合 : 07:39/07:50 (  800m) 尾根取り付き
1,090m地点 : 08:27/08:42 (1,090m)
竜ヶ馬場 : 09:47/09:55 (1,504m)
塔ノ岳 : 10:29/10:47 (1,491m)
木ノ又小屋 : 11:05 (1,396m) 北東尾根へ
オバケ沢出合 : 12:05/12:13 (  880m)
日高経路合流点 : 12:22 (  840m)
ゴルジュ : 12:46 (  760m)
第二堰堤 上 : 12:50/13:00 (  760m) 沢ルートを下る
キュウハ沢出合 : 13:23 (  720m)
塩水橋 : 14:08 (  420m)
  [行動時間] : 8時間03分 [単独]        [車]

[コースマップ]: 竜ヶ馬場東尾根, 木ノ又北東尾根



竜ヶ馬場東尾根 1,350m 笹原の景色に変った所


先週に続いて、塩水橋から本谷林道をキュウハ沢出合に入った。

今日の課題は、以下の三つ。
 @戦闘機エンジンの慰霊碑から四町四反沢出合へ。
 A四町四反沢出合から竜ヶ馬場へ向う東尾根を登る。
 B木ノ又小屋から北東尾根をオバケ沢出合へ下る。

竜ヶ馬場東尾根は、1,100mから1,350mまでの巾の広い単調な尾根の急登がきつかった。
1,350mから笹原になると、竜ヶ馬場まで良い雰囲気となる。
竜ヶ馬場というと、青空のイメージがある。
青空をバックにして緑の笹原へ登って行くのをイメージしていたのだが、残念ながら今日はガスの中だった。
木ノ又北東尾根は、途中に細尾根があるものの、後半は、ゆったりとした良い尾根だった。
楽勝と思ったら、最後にオバケ沢へ降りる箇所が崩れやすい岩の超急坂で苦労した。
今日は、熊鈴を二つ付けて歩いた。 ザックの後ろに一つ。 そして、体の正面の手に届くところにもう一つ。
見通しのきかない所では、鈴を手で振って鳴らし、「人の存在に気が付いてね!」と注意して歩いた。



[関連ページ]:
<NO.112 2005-12-10 キュウハ沢出合〜三角ノ頭〜丹沢山〜円山木ノ頭〜弁天尾根(弁天杉)>
<NO.113 2005-12-17 塩水橋〜本間ノ頭〜丹沢山〜日高〜三角ノ頭〜キュウハ沢出合>
<NO.177 2007-11-24 塩水橋〜大日沢〜新大日〜塔ノ岳〜日高〜オバケ沢〜オバケ沢出合〜塩水橋>
<NO.182 2008- 2- 2 塩水橋〜日高経路〜三角ノ頭(寿岳)〜丹沢山〜 円山木ノ頭〜弁天尾根〜ワサビ沢出合>
<NO.183 2008- 2-16 塩水橋〜堂平〜天王寺尾根合流〜丹沢山〜本間ノ頭〜本間ノ頭南東尾根〜塩水橋>


6時5分、未だ薄暗い塩水橋を出発して、キュウハ沢出合に向った。
紅葉の本谷林道を快調に進み、50分ほどでキュウハ沢出合に到着した。

←キュウハ沢出合

先週は、更に林道の終点まで進んだが、今日は、左写真の右側に入って、三角尾根に取り付いた。
明瞭な踏み跡が、尾根を上がって行く。 すぐに分岐点。
ジグザグと左へ上がって行く道と別れて、直進する踏み跡に入った。 すぐ下に第二堰堤が見える。
そして、踏み跡は自然に下降して、第二堰堤の上に立つ事が出来た。
 

←第二堰堤の上に降り立って、
   上流の第三堰堤を見る。

第三堰堤は、右側(左岸)から割と簡単にクリアーできた。
 
次は、第四堰堤だ。
第四堰堤は、少し手強い。
右側(左岸)の岩をへつって堰堤に近づく。
そして、左写真のステップを使って、堰堤の上へ上がった。

←堰堤右側のステップ。
   ハシゴの要領で登る。
   ↓拡大写真
 

第四堰堤に上がり、次の第五堰堤に近づいて行くと、堰堤手前の右側(左岸)に 戦闘機エンジンの慰霊碑があった。
以前から気になっていた場所に、やっと来る事ができた。

第五堰堤も右側(左岸)からクリアーして堰堤上に上がった。

そして、ゴルジュが見えてきた。(下写真@)
適当な場所で左側(右岸)に渡る。
いける所までいき、滝(4m)の写真を撮った。(写真A)
 
@ゴルジュ
 
Aゴルジュの先、最初の滝 4m
 

少し上へ上がって見ると、最初の滝の向こうに次の滝、そして、キュウハ沢が左へカーブして行くのが見えた。

←少し登って、キュウハ沢の奥を見る。

強引に左の尾根へも登れそうだったが、安全策をとって、沢を渡ったあたりまで戻る。
踏み跡は判らないが、とにかく、左の尾根に上がれば良いだろう。
適当に急斜面に取り付いて、登っていった。
一段上がって人心地すると、曖昧な踏み跡があった。
植林帯を適当にジグザグと登って行く。
そして、頂点を越えて下って行くと、前方下に沢が見えて来た。 急な斜面を下って、四町四反沢に降り立つ。
 

←正面から左方向が、四町四反沢。
   右手がキュウハ沢





下写真@:降りて来た方向の写真。

四町四反沢は、低い石積堰堤でキュウハ沢に合流していた。
石積堰堤の下に降りて、キュウハ沢の上流側を見ると、キュウハ大滝(10m)が見えた。(下写真A)
 
@降りて来た方向。手前は四町四反沢
 
A大滝(キュウハ沢の上流側)
 

休憩の後、尾根に取り付いた。
急な斜面だが、割と簡単に尾根に乗る事が出来た。

←良い尾根に乗った。

右下からキュウハ沢の水音を聞きながら登って行く。
 

←白い布、初めての目印。

平坦な尾根となった標高1,080m地点に、白い布の目印があった。
このコースで見た目印は、この白い布が2ケ所にあったのみだった。
 

←急登となる前、標高1,090m地点で休憩。

ザックの右に見えているのは、100円ショップで買った、携帯座布団。
 

1,100mで少し右へ方向を変えて、きつい登りが始まる。
1,200mで左手にガレ、広くなった尾根の急登が更に続く。

←広い尾根の急登
   1,100m〜1,350mまで続く。
 

←標高 1,350m(トップと同じ写真)
   急尾根が終わり、景色が変った。
   笹原の尾根になった。

朝は良い天気だったのだが、登るにつれて、
雲が多くなった。
少しガスも出てきた。
 

竜ヶ馬場が近づき、良い雰囲気の尾根となった。
真っ青な空と竜ヶ馬場をイメージして出発したのだが・・
曇っているのが残念だ。

笹原をどんどん登って行く。
所々に踏み跡があるが曖昧だ。
とにかく登って行くと、一般登山道へ出た。
竜ヶ馬場の休憩場へ出る事をイメージしていたので、一瞬、意外な感じがしたが、 考えて見れば当然だ。

GPSに竜ヶ馬場の頂点をインプットして登って来た。
休憩場は、少し南(左)へ下ったところにある。
途中で、左方向へ向う踏み跡があったような気もする。
 

一般登山道を南へ下り、休憩場に到着した。

←ここへ出てくる事をイメージしていたのだが・・
   もう少し、きちんと考えておくべきだった。

休憩の後、塔ノ岳へ向った。

日高へ向う登山道。
天気が悪くても良い雰囲気だ。(下写真@)

塔ノ岳山頂は真っ白けだった。(下写真A)
 
@日高へ向う登山道
 
A塔ノ岳山頂は真っ白け
 

塔ノ岳から20分ほどで、木ノ又小屋に到着した。
小屋の正面で、登山道から外れて北へ入った。
右手から鹿柵があらわれて、鹿柵に沿って進む。

すぐに鹿柵が無くなり、少し右より(北東)に方向を変えて、本格的な尾根の下降が始まった。
 

←最初は、歩き易い尾根だった。
 

←そして、細い急尾根の下りとなった。
   (逆方向、坂を仰ぎ見る)
 

←後半は、又、落ち葉の良い尾根となった。

危険なところも、迷うような所も無い。
楽勝と思ったのだが・・・
 

←下にオバケ沢出合が見えて来た。


ここからが、大変だった。
崩れ易い岩の急尾根を下っていく。
手がかりとなる木々も頼りない。

慎重に下り、なんとかオバケ沢出合に降り立った。
 

←降り立った所で、正面を撮影。
   左手、オバケ沢上流側
   正面、大日沢下流側
   写真の左上に、白い袋の目印
 
ここからは、先週、通ったルートだ。
右岸(右側)の段丘を進み、日高経路の尾根が合流する地点で左岸の段丘に上がった。
以後、作業道を進み、三角沢合流点から三角沢沿いに、大日沢の河原へ下った。

右岸に渡った後、引き返して、ゴルジュを見に行く。

←ゴルジュ
 

ゴルジュから三角沢出合に戻り、10mほど進むと左上に木橋が見えた。
先週は、ここから左手に登って三角尾根へ合流したが、今日は、堰堤を越えて沢沿いに下る事とした。
第二堰堤の上で休憩して、堰堤下の景色を眺める。 そして、堰堤が無い頃は、ここからゴルジュまで、どんな景色だったのかと思いをはせる。

第二堰堤を左側から下って行く。
更に左岸を進んで行くと、大岩地点が見えてきた。

←正面、右屈折点に大岩。
   下った所で右岸へ。
 

左岸に渡り返して、大岩を越える。

←大岩に2本のロープが見える。
   (下に拡大写真)
 

←大岩のロープ拡大。
   上流側に紅白のロープ。
   下流側に青いロープ。

ここでドジッても、下半身を濡らす程度で、大したケガにはならないだろうが、やっぱり濡れるのは嫌だ。

ロープに届くかな?・・と思ったが、
余裕でロープを掴む事が出来た。

 
最後の難関は、第一堰堤の下降。

先週、登った時は、楽勝の感じだったが・・
下るほうが、おっかない。

←岩の斜面の谷のようなところを下った。

第一堰堤を下ると、すぐに林道の終点に出る。
更に数分でキュウハ沢出合に到着した。

一周コースの完成に満足。
 
紅葉の本谷林道を塩水橋に向う。

←本谷橋(逆方向、上流側の写真)

塩水橋に到着して、車で自宅へ向う。
途中、宮ヶ瀬湖周辺の紅葉が美しい。
今がピークから終盤の感じか・・
しまった、ゴジラの背尾根、宮ヶ瀬尾根の紅葉のタイミング逸してしまった。
・・と、その時は、思った。 <翌日へ続く>
 

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