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塩水橋〜キュウハ沢出合〜オバケ沢出合〜大日沢〜新大日〜塔ノ岳
〜日高〜オバケ沢〜オバケ沢出合〜キュウハ沢出合〜塩水橋

<2007年 11月 24日(土)>  NO.177
塩水橋 : 06:45 (  420m)
キュウハ沢出合 : 07:35 (  690m)
日高経路分岐 : 08:33 (  840m)
オバケ沢出合 : 08:44 (  880m) 大日沢へ
1,000m地点 : 09:17/09:35 (1,000m) 紅葉を眺め休憩
大日沢 F1 下 : 09:55 (1,100m)
大日沢 F4 上 : 10:21 (1,170m) 左手の尾根へ
新大日 : 10:47/10:54 (1,340m)
塔ノ岳 : 11:27 (1,491m)
日高 : 11:53/12:14 (1,461m) あせびの丸ピークで休憩
オバケ沢 : 12:52/12:57 (1,100m)
オバケ沢 F2 下 : 13:39 (  960m)
オバケ沢出合 : 14:12/14:20 (  880m) 大日沢と合流
日高経路分岐 : 14:26 (  840m)
三角沢出合 : 14:45 (  765m) 作業道へ
三角尾根合流 : 14:57 (  830m)
キュウハ沢出合 : 15:15 (  690m)
塩水橋 : 16:04 (  420m)
  [行動時間] : 9時間19分 [単独]        [車]

[コースマップ]: キュウハ沢,大日沢,オバケ沢



大日沢 標高 1,000m地点の紅葉
オバケ沢 F2


初めて、キュウハ沢出合から、大日沢,オバケ沢に入った。
本谷林道の終点から入り、第一堰堤は簡単にクリアーできたが、その後、HPの資料にあった、お助け 足場(桟道)は無くなっていた。
しかし、水量が少なかった事もあり、右岸(左側)に渡って、なんとかクリアーする事が出来た。
以後、順調に沢を上り詰めて、急登の後に新大日へ到着する事が出来た。
大日沢の標高 1,000mあたりの紅葉が、すばらしく良い雰囲気だった。
下りは、日高からオバケ沢へ。この尾根は、思ったより雰囲気の良い尾根だった。
赤いテープにも助けられて、順調にオバケ沢へ下る事ができた。
以後、慎重に通過する場面が数箇所あったが、さほど苦労する事無く、適当に右岸・左岸を選びながらオバケ沢出合に戻る事が出来た。
丹沢写真館さんの資料に助けられて、初めての大日沢,オバケ沢周回コースを歩く事が出来た。感謝!


[関連ページ]:
<NO.112 2005-12-10 キュウハ沢出合〜三角ノ頭〜丹沢山〜円山木ノ頭〜弁天尾根(弁天杉)>
<NO.113 2005-12-17 塩水橋〜本間ノ頭〜丹沢山〜日高〜三角ノ頭〜キュウハ沢出合>
<NO.178 2007-12- 1 塩水橋〜四町四反沢出合〜竜ヶ馬場東尾根〜塔ノ岳〜木ノ又北東尾根〜オバケ沢出合>
<NO.182 2008- 2- 2 塩水橋〜日高経路〜三角ノ頭(寿岳)〜丹沢山〜円山木ノ頭〜弁天尾根〜ワサビ沢出合>
<NO.183 2008- 2-16 塩水橋〜堂平〜天王寺尾根合流〜丹沢山〜本間ノ頭〜本間ノ頭南東尾根〜塩水橋>



6時45分に塩水橋を出発して、本谷林道をキュウハ沢出合へと向った。

←紅葉の良い雰囲気の本谷林道


 

50分ほどで、キュウハ沢出合に到着した。
三角尾根への取り付きを右に見て、更に林道を進む。
3分ほどで、林道終点となり、大きな堰堤が正面に見えてきた。

←林道を終えて、最初の堰堤(第一堰堤)

この堰堤は、左岸(右側)の岩伝いに登る。
四つん這いで岩を這い上がるが、沢山のホールドが有り、さほど危険では無い。
第一堰堤に上がって更に進むと、だんだんと沢が狭くなってきた。
少し右岸(左側)を進み、行き詰まって、丸太があるところで、左岸(右側)へ。
 

左岸(右側)を少し行くと、前方に大岩で行き詰まった。
資料では、木の梯子があったところだ。
青いロープを見つけて大岩によじ登る。
すると、大岩の向こう側にも1本のロープがあった。

←大岩に青いロープがあった。

大岩はクリアーしたが、そこから進めない。(資料では、お助けの足場(桟道)があったところ。)
右側へ高巻きもできそうだが、取り付きがかなり急だ。
ここは、大岩の下へ降りて、飛び石で右岸(左側)へ渡ってクリアーした。
 

左岸(右側)へ戻って進んで行くと、前方に第二堰堤が見えて来た。

←第二堰堤

ここは、右側へ大きく高巻いて、堰堤に上がった。
 

←第二堰堤の上から上流側を見る。
   この向こうにゴルジュと石積堰堤がある。

すぐに、右上に木の橋が見えた。
ここから、三角尾根へ合流する経路だ。
ゴルジュの見物は帰りにと決めて、
三角沢との合流点から右上の作業道を目指して登った。
そして、崩れた作業道に乗って、上流側へと向った。
 


←石積堰堤を左下に見て作業道を行く。
 

最初は、所々で崩れていたが、すぐに良い作業道となった。
左写真のような作業道が続く。


しばらく行くと、最初の段丘に出た。(下写真@)
段丘を抜けると、又、斜面の作業道となった。

そして、2回目の段丘に出た。(下写真A)
2回目の段丘が終ると、作業道は更に続いているが、ここから日高経路で三角ノ頭へ登る道となるようだ。

2回目の段丘が終ったところで、作業道から河原に下った。
 
@最初の段丘
 
A二回目の段丘
 

作業道から河原へ降りる。

←河原へ降りた地点から上流側を見る。

右岸(左側)へ渡り、段丘に上がって進んで行く。
壊れた炭焼釜の跡を見て、日高経路分岐から10分ほどで、オバケ沢出合に到着した。
 
オバケ沢出合(左側:大日沢,正面:木ノ又小屋への尾根,右側:オバケ沢)
 

二つの沢の中間、木ノ又小屋へ向う尾根の取り付きの木に、白いビニール袋が二つかかっていた。
右側のオバケ沢に水の流れがあるが、左側の大日沢は伏流水となっていた。

←水流の無い大日沢を上流へと進んで行く。

ゴーロの河原が続くが、しばらく行くと左岸の段丘にきれいな紅葉が見えて来た。(下写真@) 標高1,000mあたりの紅葉のきれいな場所で休憩とした。
左岸の上方に朝日で輝く自然林が見えたので、右側の段丘を少し散策して写真を撮った。(下写真A)
誰もいない山中で、一人、美しい自然の光景を眺めている。
なんとなく不思議な感じがした。
 
@右岸の段丘に紅葉が見えてきた
 
A左岸を少し上がって撮影
 

1,000mの休憩地点を出発すると、すぐに青いテープを発見。
さらに少し進むと、沢がY字に分岐していた。
初めての明瞭な分岐、地形図とGPSで確認して、右方向(西)へ進む。


←すぐにV字状の谷となり、
   正面に大岩が見えてきた。

このあたりは簡単にクリアーして行く。
 

←ついに F1 が見えて来た。
   標高 1,100m。
   5段15mの滝との事。

ここは、事前に大変そうだ・・と覚悟していた為か、
思ったより、簡単にクリアーできた。
 

←すぐに、F2
   3段、10mほどの滝。

ここは、右高巻きを選ばず、正面から向って行った。
中間の2ヶ所の小さな滝壷には水が溜まっていた。
2段目までは簡単にクリアーできたが、最後がきつかった。
少し、右側へ巻き加減で、最後は滝の正面に戻ってクリアーした。
 

←F3

ここは、正面から難なくクリアー
 

←F4 上部

ここも難なくクリアーして、F4の上部に立った。
標高 1,170m、左側の尾根に取り付く地点だ。

写真正面の岩を右側に回りこみ、その上の尾根に取り付いた。
 

←急な細尾根を登って行く。

木が折れない事を確かめながら体重をかけて登って行く。
思っていた以上に、急な細尾根が続く。
やがて左側からの尾根が近づいて来た。
左側に長尾尾根,右側に塔ノ岳へ向う稜線の気配が見えて来た。
広い尾根となり、傾斜が少し緩んだ。(下写真@)
しかし、ここからも長く感じた。
そして、新大日に到着。
塩水橋から3時間45分だった。
 
@上方に新大日の気配
 
大日小屋が営業中だった
 

新大日で休憩の後、塔ノ岳へ向う。
ここからは、さすがに登山者が多い。
今までの静寂がウソのようだった。

←塔ノ岳

上空は青空だが、山々には雲がかかっていた。
富士山の山頂部が、雲の中からかろうじて頭を出していた。
風が強くて冷たいので、早々に日高へ向った。
 

日高から一般登山道と別れて、倒木の横を三角ノ頭方面へ向う。
一般登山道から20mほど直進した後、右側すぐ下の広場を目指して下った。
「あせびの丸ピーク」だ。(下写真@)

←樹木が途切れた場所から、
   三角ノ頭がきれいに見えた。


休憩の後、いよいよオバケ沢に向けての下降を開始する。
「あせびの丸ピーク」の奥、木に赤テープを目印に下降を開始する。(下写真A)
 
@あせびの丸ピーク(赤○:下降点)
 
A下降点の赤テープ(左写真の赤○部)
 

最初は、少しジグザグと下る。
何となく、踏み跡があるような無いような感じ。
すぐに、次の赤いテープが前方に見えた。
以後、適度な間隔で赤テープがあった。
すぐに良い尾根となった。

←思っていたより良い尾根だった。

左手に三角ノ頭と崩壊地を見て、順調に下って行く。
迷うような所も無い。
後半は、けっこう急な下りとなった。登りはきつそうだ。
やがて、段丘のような広い尾根となり(下写真@)、その向こうにオバケ沢があった。
 
@段丘の向こうにオバケ沢
 
オバケ沢に下って、振り返る
 

12時57分、オバケ沢の下りを開始した。
最初は、どこでも歩ける感じの河原を適当に下って行く。
沢が左へ曲がり、更に右へ鋭角に曲がった地点から谷が狭まり、良い感じの沢になった。
右岸・左岸を適当に選んで進んで行く。

←右岸絶壁の最初の難所

ここは、左側の大岩の上を通ってクリアーした。
 

←ここも、左側を慎重に通過

沢の下降を開始して45分ほどでF2に到着。(トップの写真)
そして、F1(下の写真@)、石積堰堤、滑滝(下の写真A)と続く。
すべて、左側をクリアーして行く。
 
@ F1
 
A 滑滝
 

沢の下降を開始して、1時間15分で大日沢との合流点に到着した。
ここからは、今朝、登って来たルートだ。
一安心して休憩した。

日高経路合流点から左岸の作業道を進み、三角沢との合流点で、右下の河原へ下った。
そして、上流側へと向かい、ゴルジュを撮影した。

←大日沢のゴルジュ
 

ゴルジュを見た後、三角沢との合流点へ戻る。
三角沢合流点を少し過ぎた所で、左上に見える木橋へ登った。

←三角尾根合流点へ向う木橋

そして、木橋のところからジグザグと登って行くと、三角尾根に合流した。
あとは、良い尾根道を下り、15時15分にキュウハ沢出合に到着した。
 

キュウハ沢出合から本谷林道を塩水橋へ向けて歩く。
初めてのルートを歩く事が出来た充実感とともに、紅葉の林道を気持ち良く歩いた。

←良い雰囲気の旧 瀬戸橋
   (新しい橋が出来て閉鎖されている)
   塩水橋はもうすぐそこだ。

16時少し過ぎに塩水橋に到着し、
9時間19分の工程を終えた。
やったー・・の満足感で疲労が心地よかった。
 

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