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塩水橋〜キュウハ沢出合〜日高経路〜三角ノ頭(寿岳)〜日高〜丹沢山〜
円山木ノ頭〜弁天尾根〜ワサビ沢出合〜塩水橋

<2008年 2月 2日(土)>  NO.182
塩水橋 : 06:40 (  420m)
キュウハ沢出合   : 07:30 (  690m)
ゴルジュ : 08:09
日高経路入口 : 08:33/08:46 (  840m) 日高経路へ
三角ノ頭(寿岳) : 10:39/10:53 (1,331m)
日高 : 11:42 (1,461m) 一般登山道と合流
竜ヶ馬場 : 12:05/12:12 (1,480m)
丹沢山 : 12:40/12:55 (1,567m)
円山木ノ頭 : 14:20/14:25 (1,360m) 弁天尾根へ
ワサビ沢出合 : 15:28/15:37 (  710m)
塩水橋 : 16:15 (  420m)
  [行動時間] : 9時間35分 [単独]        [車]

[コースマップ]: 日高経路から三角ノ頭      円山木ノ頭から弁天尾根



大日沢のゴルジュ
三角ノ頭, 長尾尾根, 大山(竜ヶ馬場から)


久しぶりの山行は、雪の丹沢山を歩きたくなった。
登りは、キュウハ沢出合から初めての日高経路で三角ノ頭へ。
丹沢山から塩水橋への下りは、本間ノ頭南東尾根まで行きたかったのだが、途中で力つきて、弁天尾根を下った。
日高経路から三角ノ頭、そして日高までのラッセルで力を使いすぎた。
丹沢山からは、両足の太腿がケイレンぎみで、ヘロヘロ状態。 とても本間ノ頭まで行けないとあきらめた。
しかし、弁天尾根の下りは快調。 静かな銀世界を独り占めの感じで歩いた。
天気はいまいちだったが、久しぶりの雪景色を楽しむ事ができた。



[関連ページ]:
<NO.112 2005-12-10 塩水橋〜キュウハ沢出合〜三角ノ頭〜丹沢山〜円山木ノ頭〜弁天尾根(弁天杉)>
<NO.113 2005-12-17 塩水橋〜本間ノ頭〜丹沢山〜日高〜三角ノ頭〜キュウハ沢出合>
<NO.139 2006-10-21 塩水橋〜弁天杉〜弁天尾根〜円山木ノ頭〜堂平へ>
<NO.166 2007- 5-20 塩水橋〜新緑の堂平〜稜線〜円山木ノ頭〜弁天尾根>
<NO.177 2007-11-24 塩水橋〜大日沢〜新大日〜塔ノ岳〜日高〜オバケ沢〜キュウハ沢出合〜塩水橋>
<NO.178 2007-12- 1 塩水橋〜四町四反沢出合〜竜ヶ馬場東尾根〜塔ノ岳〜木ノ又北東尾根〜オバケ沢出合>
<NO.183 2008- 2-16 塩水橋〜堂平〜天王寺尾根合流〜丹沢山〜本間ノ頭〜本間ノ頭南東尾根〜塩水橋>



塩水橋に車を停めて、6時40分に出発した。

←おなじみのゲート

ここまでの林道に雪は無かったが、本谷林道に入ると、所どころに雪があった。
 

出発から50分でキュウハ沢出合。
さらに進んで、すぐに本谷林道の終点に到着した。

沢に降りて、雪をかぶった河原を歩いて行くと、堰堤が見えて来た。
凍結した岩に注意しながら右岸に渡る。
堰堤手前で左岸に渡り、右側の急な岩場に取り付いた。
堰堤に這い上がる最後の所、雪が無い時は簡単に上がれた様な気がするが、手掛り・足掛りが良く判らない。
何とか、雪にまみれながらよじ登った。
 

大岩を乗り越える地点。
青いロープは使う事が出来たが、もう1本の紅白ロープは、雪の下で凍っていて使えない。
大岩の途中からズルズルと下降して、右岸に渡った。

←右岸に渡って、大岩を振り返る。

雪の斜面を慎重に登り、二つ目の堰堤の上へたどり着く事が出来た。
やはり、なかなか手強かった。
 

三角沢出合から右岸へ渡り、ゴルジェを見に行く。

←ゴルジュ

写真を撮って左岸に渡り、斜面を強引に上がって作業道へ向かった。

↓作業道へ向かう途中から大日沢を振り返る。


 

左岸の作業道に乗って、左下に石積堰堤を見て更に進む。
2回目の段丘が終わるところが、日高経路の分岐点だ。
オバケ沢出合へは、ここで右岸に渡るが、そのまま左岸の作業道を進んだ。

作業道は、大きくジグザグと登って行く。
大きなジグザグに飽きた頃、雪に埋もれた階段もあらわれたが、この登りも大変だった。

←雪に埋もれた階段
 

やがて、なだらかな尾根となり、作業道が雪で判らなくなったが、かまわず尾根を登って行った。
1280mで右手からの三角尾根からの作業道と合流した。

三角ノ頭へ向けての最後の登りとなったが、ここからの登りが大変だった。
積雪は40cm程度、吹き溜まりでは、膝まで雪に埋もれながら登って行った。

←そして、何とか山頂へ到着した。
   標識の近くの木をベンチにして休憩した。
 

少し進むと、もう一つの標識。
ここが最高地点かもしれない。
 

鞍部へ向けて下って行くと、左手の視界が開けて雄大な景色が広がっていた。

←鞍部から、長尾尾根の向こうに大山
   かすんでいるが海も見えた。
 

日高へ向けて登って行く。
かなり疲れてきた。
一般登山道へ出れば楽になる・・と念じながら登っていった。
 

日高に到着。
倒木の横を通って一般登山道へ出た。

←日高の朽ちかけた標識。

三角ノ頭から日高の一般登山道に合流するまで、無雪期は30分だったが、今日は約50分かかった。
 

前方に竜ヶ馬場、雪の中の登山道。
 

←日高から約50分で丹沢山に到着した。


  新しい、「登山安全祈願」の塔。
  みやま山荘さんのHPによると、
  「修行僧の方が立てられた物です」
  との事。


 
丹沢山で腹ごしらえの後、12時40分に出発。
この時は、本間ノ頭へ向かうつもりだったが・・

美しい雪景色が続くが、そのうちに足に違和感。

太腿にケイレンの気配が来た。
最初は右足、そして左足。交互に足がつる気配。
何度も休憩して、足を休めた。
丹沢山から84分かかって円山木ノ頭に到着した。
無雪期には56分で歩いたのだが、かなり時間を要した。

前方に見える無名ノ頭を越えて、本間ノ頭に登る根性は無かった。 日没も心配になり、ここから弁天尾根を下る事とした。
 

円山木ノ頭の山頂標識の裏から下降を開始。
雪の斜面を気持ちよく下る。

炭焼釜跡まで下り、進路を右へ変える。
最近登ったらしい足跡が一つあった。
美しい雪景色、静けさが心地よい。
足の違和感も無くなり、順調にくだった。
 

足元から発生する小さな雪玉が、雪の上にすじを作って、コロコロと転がって行く。
なんとも面白い。
何枚も写真を撮ったが、左の一枚だけがまともに撮れていた。
 

二重尾根を過ぎて、サルノコシカケのチェックポイント。
進路を少し左に変えて、すぐに大木の間を通過する。

←大木の間を通過。
 

足の違和感も無くなり、快調に下った。
しかし、弁天杉は今日はパス。
そのまま鹿柵を越えて、ワサビ沢へと向かった。

←ワサビ沢へ下る。

円山木ノ頭から63分でワサビ沢へ到着した。
 

16時15分、塩水橋の駐車ポイントへ戻って来た。
疲れたが、久しぶりの雪の中、充実の山行だった。
 

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