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札掛〜一ノ沢峠〜小唐沢橋〜唐沢川〜石尊沢〜大山〜北尾根
ミズヒノ頭〜17号鉄塔〜18号鉄塔〜北尾根〜752m〜札掛

<2008年 4月 6日(日)>  NO.186
札掛 : 06:20 (  460m) 森の家手前に駐車
物見峠入口 : 06:32 (  460m)
一ノ沢峠 : 06:56 (  560m) 黒岩方面へ
小唐沢橋 : 07:27 (  450m) 唐沢川へ
左へカーブ地点 : 08:08/08:24 (  510m) 少し先に祠
杉ノ沢出合 : 09:06 (  640m)
大ノ沢出合 : 09:17 (  670m)
石尊沢出合 : 09:38 (  750m)
尾根取り付き : 10:28/10:37 (  960m)
裸地 : 11:00 (1,160m)
大山 : 11:21/11:50 (1,252m)
西沢ノ頭 : 12:21 (1,094m)
ミズヒノ頭 : 12:41 (1,040m) 17号鉄塔へ向う
17号鉄塔 : 13:02 (  800m) 18号鉄塔へ向う
18号鉄塔 : 13:35/13:40 (  650m)
大山北尾根 : 14:07 (  800m)
752m : 14:15 (  752m) 直進して札掛へ
園地 : 14:49 (  510m)
札掛 : 15:00 (  460m)
  [行動時間] : 8時間40分 [単独]        [車]

[コースマップ]: 地図−1(上)      地図−2(下)



唐沢川の滑滝
石尊沢からの尾根、裸地から三峰
正面に17号鉄塔と、それに続く鉄塔群


唐沢川を登り、石尊沢から大山へ至るコースを計画した。
唐沢川は、危険なところや徒渉に苦労するような箇所は無く、適当に右岸・左岸を選びながら歩けた。
石尊沢も同様に危険な箇所は無かったが、取り付きからの尾根はかなりの急勾配だった。
下りは、ミズヒノ頭から17号鉄塔,18号鉄塔に立ち寄った後、北尾根へ登り返して、
752mから札掛の園地へ下った。
新緑には未だ早いが、春の気配の中を気持ち良く歩く事が出来た。

   !!!札掛の駐車場、道路工事の為に閉鎖中!!!


[関連ページ]:
<NO.157 2007- 3-10 ヤビツ峠〜13号鉄塔〜14号鉄塔〜1021m〜北尾根〜大山〜三峰〜辺室山〜土山峠>
<NO.162 2007- 4-28 札掛〜一ノ沢峠〜大山北尾根〜大山〜諸戸〜13号鉄塔〜14号鉄塔〜地獄沢橋>
<NO.175 2007-11-17 札掛〜ヨモギ平〜大山北尾根〜ネクタイ尾根〜唐沢川〜大ノ沢右岸尾根〜16号鉄塔>
<NO.180 2007-12-16 札掛〜15号鉄塔〜西沢ノ頭〜唐沢川〜杉ノ沢出合〜三峰〜唐沢林道〜19号鉄塔>
<NO.181 2008- 1- 3 ヤビツ峠〜11号鉄塔〜大山〜石尊沢右岸尾根〜唐沢峠〜梅ノ木尾根〜日向薬師>
<NO.185 2008- 3-16 境界尾根〜竹沢ノ頭(七沢山)〜唐沢川〜杉ノ沢右岸尾根〜惣久経路>



札掛に到着して、いつもの駐車場へと思ったら、なにか様子が変だ。
大量の赤土と重機。
そして、仮設事務所(たぶん道路工事用)があり、駐車場が閉鎖されていた。
しかたなく、森の家手前の広い道路の路肩に車を停めた。

←閉鎖された駐車場

6時20分、物見峠入口へ向けて県道を歩き出す。
そして、15分ほどで物見峠入口に到着した。
 

物見峠入口から一ノ沢峠へ向う。
鉄の橋を渡って進んで行くと、登山道がきれいに整備されていた。

← 一ノ沢峠の手前(左にカーブすると一ノ沢峠)
   きれいに整備された登山道。

一ノ沢峠から黒岩方面へ向う。
こちらは、少し荒れぎみの登山道を下って行き、10分ほどで唐沢林道に降り立った。

朝日に輝く鉄塔を左手後方に見て唐沢林道を進む。
大月橋(オオヅキのようだ)を過ぎ、7時27分に小唐沢橋に到着した。
 
→小唐沢橋から唐沢川を見る。

しかし、何故「唐沢橋」で無く、「小」が付くのだろう?
小唐沢は、途中で右岸に流れ込む支流だと思うのだが・・・
などと考えながら、右岸の経路から大山へ向けて出発した。

右岸の経路はすぐに消えて、河原に降り立った。
右岸,左岸を適当に選びながら、良い雰囲気の沢を登って行く。
炭焼窯の跡がある。いくつあるのか、途中まで数えたのだが、判らなくなってしまった。
小唐沢橋から18分で右岸に小唐沢が流れ込む。
更に18分で、18号鉄塔下の沢が左岸に合流した。
 
良い雰囲気の唐沢川
 
炭焼窯跡と合体した木,18号鉄塔下付近
 

18号鉄塔を目の前に見た後、
唐沢川は左へ大きくカーブする。
杉ノ沢との中間地点あたりだろう。
ここで、景色を眺めながら休憩した。

←唐沢川が大きく左へカーブする地点。



休憩の後、少し進むと右手前方の高台が周辺の景色とは少し違う雰囲気だ。
更に近づくと、高台の上に祠が見えた。
 
右手前方の高台の上に祠
 
祠におまいり
 

雰囲気の良い滑滝(トップの写真)を見た後、9時6分に杉ノ沢出合に到着した。
小唐沢橋から1時間30分ほどだった。

←杉ノ沢出合

ここからは、歩いた事のあるルートだ。
初めてのルートを歩き終えた事に満足し、一安心して更に進む。
大ノ沢出合を過ぎると伏流水となって水流が消える。
堰堤を通過して、次の堰堤手前で、左上の作業道へ上がって堰堤上へ出た。
 
堰堤上に出て、来た方向を振り返る
 
石尊沢出合にて、房桜
 

ここからは、石尊沢から大山を目指す。
倒れたテントを左手に見た後、石尊沢を進んで行く。
すぐに水流が復活した。

←石尊沢の前半部

さほど苦労する事なく、右岸,左岸を適当に選びながら進んで行く。
下写真@、右でも左でも登れそうだったが、左手(右岸)を通過した。
後半部の下写真Aも難なく正面から通過した。
 
@左手(右岸)を通過
 
A正面から難なく通過
 

やがて真正面に尾根が見えて来た。
ここで、次の急登にそなえて休憩した。

←標高960m、真正面に尾根

休憩の後、真正面の尾根に取り付く。
四つん這いになって、木々につかまりながら登って行く。
この急坂を下るのはおっかないだろう。苦しいが、登りの方が高度感は無い。
25分ほどの急登で前方の様子が少し変ったと思ったら、裸地に飛び出した。
標高は1,160m。
足場に注意しながら、まわりの景色を楽しんだ。
 
裸地から大山山頂、アンテナが見える。
 
石尊沢右岸尾根の小さな鉄塔部
 
右上写真(小さな鉄塔部)から見た裸地と北尾根(2008-1-3 撮影 NO.181)
 
裸地からの登りは少し傾斜がやわらぐが、それでもきつい登りだ。
やがて、少し左方向へトラバースする感じとなる。
赤いテープが所々にある。
崩れ易い斜面をトラバースして行くと、前方にアンテナの施設が見えて来た。
もうすぐ・・と思ったら、前方に真新しい柵があり、行く手を阻まれた。
しかたなく、北尾根の登山道を目指して柵に沿うように右手へ進んだ。
北尾根の登山道に出ると、真新しい脚立があった。
脚立を越えて、大山山頂に到着した。

←北尾根登山道の脚立。
   すぐ奥にアンテナの施設が見える。
 
大山山頂。晴天だが霞み
 
塔ノ岳方面 うっすらと富士山が見えた
 

ゆっくりと休憩して腹ごしらえした後、先ほどの脚立を越えて北尾根に入った。
そして、1,021mへの分岐点を過ぎたところで、工事用のモノレールが左下から上がって来た。

これが、噂のモノレールか・・と確認する。
昨年見た、大量のピンクテープの謎、木々が伐採された尾根の謎。 すべて、このモノレールで謎が解けた。
自然破壊のような気もしたが、長期的には、この整備作業によって山が守られるのだろう。

←北尾根に伸びるモノレール
 

モノレールに沿うように北尾根を進む。
ネクタイ尾根の分岐点にモノレールの交差点(すれ違い用?)のような施設があった。
その先もしばらくモノレールは続くが、やがて急激に左方向へ下って行って見えなくなった。

←12時41分にミズヒノ頭に到着。
   大山方向を振り返る。

そして、ここから17号鉄塔へ向けて下降を開始した。
木の枝が邪魔な箇所があるが、順調に下って行く。
途中、正面の17号鉄塔と、それに続く鉄塔群がきれいに見えた。(トップの写真)  終盤に左からの巡視路と合流した後、ミズヒノ頭から21分で17号鉄塔に到着した。
 
17号鉄塔
 
17号鉄塔から三峰方向
 

←18号鉄塔へは、巡視路が続いていた。

黒い階段を、順調に下って行く。
標高720m、思ったより少し早いタイミングで、前方にとうせんぼのロープがあらわれた。(下写真@)
ここから、左へ曲がってトラバースしながら下って行く。
沢の手前まで下ると、黄色い標柱に従って沢沿いに右方向へ曲がる。
少し進むと、下写真Aの看板があった。看板に従って左へ曲がって沢を渡る。
沢の向こうの木の枝に「大ヅキ尾根」と書いたテープがあった。 「オオツキ」では無く、「オオヅキ」のようだ。
ここから少しトラバースした後、尾根に乗って18号鉄塔に到着した。
 
@とうせんぼのロープ
 
A初めて見るタイプの看板
 
B「大ヅキ尾根」のテープ
 
18号鉄塔
 
18号鉄塔からは、北尾根に向けて登り返す。
急尾根を覚悟していたのだが、けっこう良い雰囲気の尾根だった。

←思っていたより良い雰囲気の尾根

木の枝を折らないようにルートを選びながら進む。
やがて右手から植林帯が上がって来て、最後は急登となった。
右手に北尾根が見えて、トラバースすれば近道のようだったが、尾根の分岐点を目指して直登した。
 
18号鉄塔から30分ほどで北尾根に合流した。

←北尾根との合流点
   黄色いテープが一つあった。

何の変哲も無い尾根の中間といった感じであり、ここから下る場合は見逃してしましそうなポイントだ。
 
北尾根に出て、8分で752mポイントに到着した。
中央の木に赤いテープが巻かれている。
右手の一ノ沢峠方面にも、赤いテープがあった。

ここから、正面から少し左に進路をとって下って行く。

以前、札掛の園地を通った時、山頂へ・・という標識があったと記憶している。
山頂がどこか判らないが、とにかく園地には下れると思うのだが・・・。
 
←伐採された木が少し邪魔だが、
   思ったより良い尾根だった。

650mで右手に鹿柵が見えた。
扉が見えるので、入るか否か・・考えながら近づくと、扉には鍵がかかっていた。
右手の鹿柵に沿って少し下ると、作業道があらわれた。
以後、作業道が時々消えて、又、あらわれた。
580mピークは、何もなし、樹木で視界も無い。
更に下っていくと、510mで園地のベンチが見えて来た。
山頂といった感じでは無く、周回する遊歩道の最上部のようだ。
遊歩道の広い道を下り、水辺の広場に到着した。
充実の山行だった。余韻を楽しみながら駐車場へ戻って、本日の工程を完了した。
 
正面に園地のベンチ
 
水辺の広場
 

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