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小菅〜白糸の滝〜雄滝〜大菩薩峠〜荷渡し場〜牛ノ寝通り〜ショナメ〜やまめ道
<2007年 5月 26日(土)>  NO.167
白糸の滝 駐車場 : 07:15 (  850m)
白糸の滝 : 07:20/07:30
雄滝 : 08:05 (1,050m)
林道終点 : 08:35 (1,070m)
山道 分岐点 : 08:45/08:50 (  860m) 右 大菩薩峠方面へ
フルコンバ : 10:05/10:10 (1,660m)
荷渡し場 : 10:25 (1,740m)
大菩薩峠 : 10:45/11:00 (1,897m)
荷渡し場 : 11:16 (1,740m) 山道(巡視道)へ入る
3番目の沢 : 11:45/11:57 (1,570m) 休憩
水場 : 12:25 (1,535m)
牛ノ寝通り : 12:27 (1,525m) 一般登山道に合流
榧ノ尾山 : 12:38/12:45 (1,429m)
狩場山 : 13:30 (1,376m) 登山道の左手
ショナメ : 13:44 (1,320m) 谷を下る
植林帯 作業道 : 13:58 (1,150m)
ケーブル小屋 : 14:16 (  910m)
木橋 : 14:30 (  750m)
林道 : 14:35 (  770m) やまめ道 看板
白糸の滝 駐車場 : 15:10 (  850m)
  [行動時間] : 7時間55分 [単独]        [車]

[コースマップ]: 荷渡し場〜牛ノ寝通りルート図      ショナメ〜やまめ道ルート図



雄滝手前 シオジ林の木橋


新緑を期待して、小菅から大菩薩峠,牛ノ寝通りを歩いた。
黄砂で遠方は霞んでいたものの、快晴に恵まれて、すばらしい新緑の中を歩くことができた。
大菩薩峠には沢山のハイカーがいたが、牛ノ寝通りでは、一人の女性とすれ違ったのみ。
美しい木々の中、静かな山歩きを楽しんだ。

今日の課題は、下記の3点。
@小菅林道終点の踏み跡。
 →林道終点の尾根をフルコンバ方面へ登る経路(道)は、無いようである。
  尾根は、かなり藪っぽいと思われる。(未確認)
A荷渡し場から巡視道経由で牛ノ寝通り
 →良い道が続いていた。木橋もしっかりしていて、危険な所も無かった。
  自然林の中の気持ちの良い道だった。
Bショナメから小菅林道(やまめ道)への下降。
 →ショナメから谷を下る所は、マークも踏み跡も無し。
  ここを下って良いのか?と思ったが、しばらくして植林帯の作業道に出た。



[関連ページ]:<NO.097 2005-6-18 塩山〜大菩薩〜牛ノ寝通り〜小菅>
[関連ページ]:<NO.098 2005-6-26 小菅〜雄滝〜牛ノ寝通〜大菩薩峠〜小菅へ>
[関連ページ]:<NO.099 2005-7-16 小菅〜白糸の滝〜雄滝〜周辺散策へ>
[関連ページ]:<NO.150 2007-1-13 小菅〜北東尾根〜狩場山〜牛ノ寝通り〜大菩薩>



快晴の奥多摩街道を気持ち良く走る。
6時30分に奥多摩駅をバイバスするトンネルを通過。
6時55分に小菅村役場を通過して、7時05分 白糸の滝
駐車場に到着した。

←白糸の滝駐車場
   きれいな立派なトイレが出来ていた。

更に奥まで車で進めるが、「やまめ道」からの帰りを考慮して、ここに車を停めた。

5分で白糸の滝入口。
立派な橋を渡って、遊歩道を滝へ向かった。
 
白糸の滝へ向かう途中。緑が気持ち良い。
 
白糸の滝 高さ36m
 

林道に戻り、更に奥へ進む。出発から40分ほどで、
雄滝への入口に到着した。
緩く下っていくと、すばらしいシオジ林となった。


 

きれいなカーブを描く木橋を渡る。

←橋を渡った所からの写真

さらに奥へ進むと、豪快な雄滝に到着した。
 
木橋を渡って更に奥へ
 
雄滝
 
雄滝から林道に戻り、林道を更に奥へ進む。
大菩薩峠への日向沢コース入口を過ぎ、更に進んで林道終点に到着した。 乗用車が1台停まっていた。 ここまで、車で入って来る事が出来る。 道もそれほど悪く無い。

←小菅林道終点

今日の最初の課題は、林道終点からの踏み跡から登る事だ。
沢に沿って直進する方向に、極めて薄い踏み跡がある。
直進方向に、危険・通行禁止の標識があった。
右方向へは、尾根に向う明瞭な踏み跡があった。
この踏み跡に入り、急な坂を登る。

3分で、右上の尾根に乗った。
 
明瞭な道を進み、林道終点から10分で、
分岐点に到着した。
 ↓左は「山道」 右は「大菩薩峠」の標識。


左の「山道」を少し進むと、立派な作業道が水平に続いていた。 尾根に上がる経路は無いようだ。 この道は、沢を回り込んで、反対側のワサビ畑に至ると思う。(未確認)
分岐へ戻り、右方向へ進む。 道はどんどん下り、更には、沢を越えて東の方向へ戻って行く。  こちらも、林道終点からの尾根を上がる経路は無かった。  先ほどの分岐正面の尾根は、かなり藪っぽかった。
いつか、別の季節・・と諦めて、そのまま東方向へ進んだ。
 

思ったとおり、日向沢コースと合流。更に進んで、赤沢コースの登山道と合流した。
林道終点から、かなり東へ戻ったわけであり、効率の悪いコースとなった。
しかし、気を取り直して、大菩薩峠へ向かった。
途中、林道終点からの尾根が合流する部分に、緑のテープがあった。
しかし、踏み跡は無く、藪が続いているようだった。

←フルコンバに到着。

「山道」へ入る予定の荷渡し場を通過して、先ずは、大菩薩峠へと向かった。
 
 大菩薩峠 さすがに人が多い(今日始めて人と会った)
 
快晴だが、黄砂でかすんでいる。
 

大菩薩峠で休憩した後、登って来た道を荷渡し場へ戻った。
荷渡し場は、昔、物々交換が行われた場所との事だ。
ここから、「山道(巡視道)」に入り、牛ノ寝通りへ向かう。

←左方向へ向かう
   木の道標は、「山道」の記載。
   小さな「巡視路」の標識があり、
   木の枝で通せんぼがあった。
 

11時16分、一般登山道から外れて、牛ノ寝通りへ向う
巡視道に入った。
巡視道に入ったとたん、フカフカと柔らかい道に変った。
積もった落ち葉が、あまり踏み固められていない感じだ。

←きれいな道を、緩やかに下って行く。

荷渡し場から24分で最初の涸れ沢を越えた。
標高は1,675m。
涸れ沢の部分は、さすがに登山道が崩れていた。
しかし、又、石積のしっかりした道が続いていた。

2番目の沢は、木橋で越えていく。
太い木が使われた、しっかりした木橋が続いていた。
 
24分で最初の沢、1,675m
 
石積みのしっかりした道
 
木道で沢を越える
 
しっかりした木橋の階段
 

何度か沢を越えて、又、ほぼ水平な巡視路を進む。
アップダウンは、ほとんど無い。
若干の下り加減で道は続いている。

←苔むした沢の源頭部
   緑が美しかった。
 

途中、道が崩れている所や、危険な所はまったく無かった。
終盤、大きな崩壊地が、きれいに整備された所を通過した。

←大きな崩壊地点は、この一箇所のみ。

崩壊地からしばらく行くと、水場があった。
そして、水場から2分で、前方に牛ノ寝通りの木の道標が見えてきた。

途中の休憩を含めて、荷渡し場から1時間10分で牛ノ寝通りに出た。
 
前方に牛ノ寝通りの標識が見えた
 
右の「山道」を振り返る
 

牛ノ寝通りを東方向に向う。

←緑のトンネルのような登山道を行く。

榧ノ尾山の少し先で、大菩薩方面へ向う一人の女性とすれ違った。
割と大きめのザックなので、山小屋泊まりか?
大菩薩峠には沢山のハイカーがいたが、それ以外で今日出会ったのは、この女性一人だった。
すばらしい新緑を独り占めの感じで、静かな山歩きを楽しむ事が出来た。
 
牛ノ寝通りの新緑
 
牛ノ寝通りの新緑
 

これでもか、これでもか・・の新緑。
 
牛ノ寝通りを歩き出して、約1時間で狩場山へ到着した。

←狩場山の山頂標識
   登山道から少し左へ入ったところに、
   山頂標識がある。

緑につつまれて、今年の1月に来た時とは、
まったく別の印象だ。
 

狩場山の山頂から登山道に戻る。
少し下った後、左方向へ水平な道が回り込むように進む。
そして、登山道が右へ曲がる部分に、赤ペンキの木と、
火の用心の看板があった。

←ここが、ショナメだ。

これから下る、登山道の左方向のマークを探す。
しかし、何も無い。
周辺を少し探してみたが、マークも踏み跡も無い。

谷の方向に、うっすらと踏み跡か? それとの獣道か?
 
本当に、この谷を下るのか?と思い、地形図を確認する。
等高線は、さほどの急坂ではない。
又、今年の1月に左手の尾根を登っているので、なんとかなる自信があった。

←意を決して、谷を下った。

急な谷だが、落ち葉の上をズリズリと、
割と楽に下る事が出来た。
 

少し下ると、炭焼釜跡のような石積があった。
その先から、うっすらとした踏み跡が左手から顕れた。
更に下り、下降を開始して15分で、前方に植林帯が見えてきた。

←前方に植林帯。標高は1,140m

植林帯に入ると、左方向にうっすらと作業道らしきものが続いていた。
 
植林帯の中、なんとなく作業道
 
明瞭な道になった
 
右下から、棚倉沢の水音が聞こえてくる。
今年の1月に、少し歩いた道へと繋がっている事を確信する。

←2ヶ所ばかり、こんな崩壊地があった。
 

林道へ木を運搬する、ロープウェイの小屋に出た。

ここは、今年の1月に登って来たところ。
後は、勝手知ったるで、作業道を下って、小菅川を渡る木橋に到着。
木橋を渡って、右方向へ進み、やまめ道の看板のところで林道へでた。
 
左の橋は通行禁止。右の橋を渡る
 
林道へ出て振り返る。「やまめ道」の看板
 
林道を小菅川の上流に向って歩く。
35分で車を停めてある、白糸の滝 駐車場に到着した。

ぐるりと、一周して戻って来た。
これでもかの新緑の中、充実の山歩きだった。
 

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