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小菅(橋立)〜北東尾根〜狩場山〜牛ノ寝通り〜榧ノ尾山〜石丸峠〜上日川峠〜裂石
<2007年 1月 3日(土)>  NO.150
小菅(橋立) : 08:20 (  640m) バス終点
「やまめ道」看板 : 08:40 (  770m) 林道から左へ
: 08:46 (  750m)
ロープ小屋 : 09:19 (  900m)
1,169m : 09:50/09:55 (1,169m)
狩場山 : 10:42/10:57 (1,376m) 一般登山道へ
雄滝分岐 : 11:48 (1,360m) 壊れた道標
榧ノ尾山 : 12:06/12:16 (1,430m) カヤノオヤマ
王蝶山 : 13:10 (1,720m) 左を巻いた
石丸峠 : 14:12 (1,920m)
林道交差 : 14:44 (1,690m)
林道交差 : 14:57 (1,580m)
上日川峠 : 15:32/15:38 (1,600m) ロッジ長兵衛
登山口 : 16:15 (1,120m)
千石茶屋 : 16:19 (1,100m)
ゲート : 16:30 (1,020m) 冬季閉鎖中
裂石 : 16:44 (  950m) バス停
  [行動時間] : 8時間24分 [単独]        [電車・バス]

[コースマップ]: 狩場山北東尾根ルート図       小菅バス停の案内図



左手:雁ヶ腹摺山 右手:大菩薩から湯ノ沢峠への稜線


久しぶりの奥多摩方面。
小菅から狩場山へ登り、牛ノ寝通りから大菩薩へのコースを計画した。
小菅林道から狩場山へ、ほぼ真南に登るルートを想定していたのだが、「やまめ道」の看板は思っていたより手前に有ったので、計画を変更して、1,169mを経由する北東尾根から狩場山へ登った。
(小菅バス停の大きな看板のルートが、「やまめ道」看板からのルートと思っていたのだが・・・?)
今日登った以外の小菅林道から牛ノ寝通りへ至るルートも、新緑の頃にでも探索してみたい。
牛ノ寝通りから石丸峠への雪道がきつかったが、雪の山行を満喫できた。



[関連ページ]:<NO.097 2005-6-18 塩山〜大菩薩〜牛ノ寝通り〜小菅>
[関連ページ]:<NO.098 2005-6-26 小菅〜雄滝〜牛ノ寝通〜大菩薩峠〜小菅へ>
[関連ページ]:<NO.099 2005-7-16 小菅〜白糸の滝〜雄滝〜周辺散策へ>
[関連ページ]:<NO.167 2007-5-26 白糸の滝〜雄滝〜大菩薩峠〜荷渡し場〜牛ノ寝通り〜ショナメ〜やまめ道>



久しぶりの奥多摩駅に7時17分に到着した。
7時30分発の小菅行きバスは、7人の男性登山客を乗せて出発した。

終点の橋立でバスを降りたのは、私ともう一人の男性の
二人だった。
身支度をして、小菅林道を奥へ向う。

←小菅林道
   最初はきれいな舗装道路
   しばらく行くと、ダートとなる。
 

右上後方へ分岐する林道を見て、更に林道を直進すると、左側のにぎやかな看板の中に「やまめ道」の看板があった。

バス停から20分、想定していたより近すぎる・・と思ったが、ここから小菅川の方へ下った。

←「やまめ道」の看板
 

小菅川が近づくと、作業道から外れて川へ降りる踏み跡があるが、川を渡る橋は見当たらなかった。

棚倉沢が合流しているのが見えるので、明らかに、想定していた取り付きとは異なる。

作業道を更に上流側へ進むと、立派な橋があった。
右側の幅の広い橋は通行止めとなっており、並んだ左側の橋を渡った。
橋の向こうにも、明瞭な作業道があった。

登るルートを北東尾根と決めて、作業道を進む。
 

対岸の広い段丘のような所にさしかかると、更に上流へ向う道と、左へ登って行く道に分岐する。
左へ向えば、北東尾根の先端と判断して、アイゼンを付けて斜面に取り付いた。

←左上、尾根先端へ向う作業道

思った通り、北東尾根の先端に出て、下の方に棚倉沢が見えた。
しかし、作業道は尾根の先端を巻いて、更に棚倉沢の上流へと向っている。

尾根へ上がる踏み跡は無かったが、北東尾根ルートを地図で再確認した後、ここから尾根に取り付いた。
 

尾根上をしばらく行くと、すぐに右側から立派な作業道が合流してきた。
どうも、最初の分岐を直進すれば、この道へ出たようだ。

←植林帯の明瞭な作業道
   これを抜けた後、左へトラバース。

植林帯の中の作業道を行くと、約900m地点で左から尾根が合流してきた。
平坦になったところで、左側の尾根へ向ってトラバースしていく。
 

←左側の尾根へ向ってトラバース
   木橋を越えて、すぐに尾根の先端に出る。
 

木橋を越えて、尾根の先端に出たところに、作業用ロープウェイの小屋があった。
そういえば、小菅林道の「やまめ道」看板の少し手前に山へ向うワイヤーロープがあった。
作業道は、尾根の先端を巻いて、更に棚倉沢の上流に向って水平に行く。
少し水平道を進んでみたが、どんどん右手の尾根が高くなっていく。
そろそろマズイと判断して、小尾根から右の斜面に取り付き、尾根に向った。
1,169mに向うには、作業用ロープウェイの小屋から尾根に取り付くのが正解のようだ。

←尾根先端の作業用ロープウェイの小屋
 

かなり急な斜面だったが、ほどよく固まった雪にアイゼンを効かせて登る。

驚いた事に、雪の中に足跡があった。
明らかに人のものだが、今日のものでは無い。
この1週間に、私と同じルートを通った人がいたようだ。
足跡は不明瞭ながら、狩場山に至るまで、時々現れた。

以後、踏み跡やテープ等の目印は全く無いが、地形図を確認して、尾根を忠実に辿れば問題は無い。
 

急登して北東尾根に乗った後も、しばらく急な尾根が続く。
やがて広くて平坦な尾根となり、1,169mに到着。
雪の中の雑木林が良い雰囲気だ。
 

この先尾根は、少し右側へ向っていき、笹がうるさくなって来る。 左側の浅い谷の向こうに、狩場山らしきピークが見える。

←笹がうるさくなった尾根を行く。

円弧を描くように進み北尾根に乗ると、笹は無くなり、平坦な歩き易い道となった。

すぐに急な登りとなる。
適当にジグ・ザグと道を切って登って行くが、なかなか山頂に到着しない。
最後は、なだらかな広い尾根となり、その先に少し小高いピークが見えてきた。
 

広い山頂に立派な山頂標識が立っていた。

ここまで、テープやペンキ等の目印らしきものは全く無かったが、山頂から一般登山道までは、黄色のテープがあった。

広い静かな山頂で休憩。
先ずは、今日の最初の目的は達成した。

尚、約900m地点の作業用ロープウェイ小屋から、更に棚倉沢の上流に向う水平道は、ショナメへと続いていると思う。
いつか、ショナメから下って確認したい。
 

黄色いテープを追って、3分程で一般登山道へ出る。

← 一般登山道へ出て、狩場山方向を見る。

石丸峠方面へ向う登山道には、鹿さん他の足跡があるが、人の足跡は無い。
 

8分程で、右手に「巡視道」の標識。
更に進んだ平坦なところに、赤いペンキ。
探索すべきルートが沢山ある。

←牛ノ寝通りを行く。

狩場山から約50分で雄滝分岐。
 

←手書きで雄滝と書いてある。

このルートは、2005年6月に登った。(関連ページ NO.098)
その時は、マジックの手書きは無かった。
以前は、標識の右側だけが壊れていたが、左側も壊れている。  誰だ!標識をかじるやつは・・・

    <2005年の写真>
 

←雄滝分岐から18分で、
   榧ノ尾山に到着した。

榧ノ尾山を過ぎて、いよいよ登りにかかる。
王蝶山への登りがキツイ。
雪は、このあたりで、15cm程度。
右手の奥に王蝶山の標識が見えたが、今日はパスして、そのまま登山道を行く。
左手前方に長峰の尾根が見えて来ると、更にキツイ登りとなった。  雪は更に多くなり、20cmは有にある。
雪に埋もれた足を引き抜くのに疲れる。
とうとう、長峰分岐の手前で、右太腿にケイレンの気配。
すこし休憩し、様子を見ながら登る。
 
長峰分岐への登山道,鹿の足跡がある
 
自分の足跡を振り返る
 

長峰分岐から南側の登山道となって一息つく。
少し雲が多くなってきたのが残念だが、雪をかぶった山々が美しい。

←小金沢山方面への縦走路と合流
   正面が小金沢方面。人のトレースは無い。
   左手が登って来た牛ノ寝通り

やっと石丸峠へ到着。
榧ノ尾山から石丸峠、マップの標準タイムが100分。
以前、無雪期が75分だったが、今日は116分かかった。
美しい光景が広がるが、風が強くて休憩するどころでない。
ここまでの登りでかなり疲れた。
熊沢山へ登る気力は無く、直接、上日川峠へ向う事とした。
 
石丸峠、前方は熊沢山
 
上日川峠方向へのトレース
 

石丸峠からは、熊沢山方面,上日川峠方面の両方に人の
トレースがあった。
上日川峠方面へは、雪の吹き溜まりとなった登山道に、一人の足跡がきれいに残っていた。(上の写真)

←石丸峠の少し先から
   左に小金沢山。右手後方に富士山
 

樹林帯に入ると風も止み、雪も少なくなって、以後、順調に下った。

←林道交差点から大菩薩方向を見上げる。
 

←石丸峠から80分で上日川峠に到着した。

少し休憩の後、登山道を裂石へと向う。
 
←裂石へ向う登山道

登って来る男性一人ととすれ違った。
今朝バスを降りた後、初めて人と出会った。
 

←閉鎖された林道ゲートを抜けて、
   夕暮れの道をバス停に向う。

途中、バスの時間を少し心配したが、バッチリの時間で裂石に到着した。
丁度16時47分のバスが止まっていたが、店が開いている事を確認して、次の17時10分のバスと決めた。

ビールを注文して、ヤッター・・の満足感に一人乾杯。
ビールとサービスのお新香が美味しかった。
 

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