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伝道〜雷滝〜中ノ沢出合〜水晶ノ沢尾根〜蛭ヶ岳〜白馬尾根〜早戸大滝
<2006年 11月 18日(土)>  NO.144
魚止橋の先 : 06:50 (  640m) 駐車
伝道 : 06:57 (  680m)
雷平 : 07:37 (  800m)
雷滝 : 07:55/08:12 (  890m)
中ノ沢出合 : 08:21 (  850m) 雷滝から戻った
水晶ノ沢出合 : 08:53 (  980m) 取り付き
右巻き道 : 09:39 (1,300m) 尾根を直進
蛭ヶ岳 : 10:27/10:52 (1,670m)
鬼ヶ岩 : 11:17 (1,610m)
分岐点 : 11:19 (1,615m) 白馬尾根へ向う
草原の展望地   : 11:40/11:55 (1,400m)
雷平 : 12:42 (  800m) 早戸大滝へ向う
早戸大滝 : 13:10/13:41 (  945m)
雷平 : 14:05/14:10 (  800m)
伝道 : 14:42 (  680m)
岩小屋 : 14:48/14:55 (  680m) 伝道から往復
魚止橋の手前 : 15:02 (  640m)
  [行動時間] : 8時間12分 [単独]        [車]

[コースマップ]:早戸川周辺コース全体図



早戸大滝
 
左:白馬尾根、中央:水晶ノ沢尾根、右:市原新道
(2005-12-17 丹沢三峰稜線から撮影)


3回目の、早戸川からの蛭ケ岳。
今回は、水晶ノ沢尾根から登り、白馬尾根を下るコースを選んだ。(参考HP:丹沢写真館さん)
朝は快晴だったが、だんだん雲が多くなり、蛭ヶ岳からの展望は無かった。
中ノ沢出合から水晶ノ沢出合まで、渡渉も沢のコース取りも難所は無い。
取り付きからは、急登が続く。
下りの白馬尾根では、4組のGr(単独含む)とすれ違った。
踏み跡も明瞭であり、マイナーーコースと呼べないような感じだ。
雷滝と早戸大滝を見て、充実の一日だった。



[関連ページ]: <NO.127 2006-4-9 魚止橋〜雷平〜早戸大滝〜大滝新道〜蛭ヶ岳〜市原新道〜雷滝>
[関連ページ]: <NO.130 2006-5-3 魚止橋〜雷平〜雷滝〜市原新道〜蛭ヶ岳〜鬼ヶ岩〜白馬尾根〜雷平>
[関連ページ]: <NO.163 2007- 4-29 雷滝〜早戸大滝〜瀬戸沢ノ頭〜丹沢山〜本間ノ頭〜観光センター>


    
6時45分、魚止橋から少しダートを進んだところに駐車した。 もう少し車で進めそうだが、伝道まで乗用車で行くのは、やめたほうが良さそうだ。

←6時57分 伝道に到着。
 

造林小屋までの登りを経て、落ち葉の水平道に入る。
やばそうな木橋は、新しい橋に変わっていた。

←傾いていた左側の橋が、
   架け替えられていた。(↓ 2006-4-9)
 

←水平道から下ったところの、最初の橋。

この橋も架け替えられている。
以前の丸太2本橋よりも渡り易い。
  (↓ 2006-4-9)
 

←2本目の橋(↓ 2006-4-9)

橋の正面、急な土手にロープがあるが、橋を渡って少し左手へ行った後に段丘に上がる、新しいコースが出来ていた。
橋を渡ったところに、左への赤ペンキの矢印があった。
 

橋を整備された方に感謝。
こういう事に、寄付は出来ないものか?

雷平,中ノ沢出合を通り過ぎて、雷滝に向う。

←3回目の渡渉点から上流を見る。
   ここには橋が無く、岩伝いに渡渉する。
   原小屋沢は、ここから左へ曲がっている。
   左側の段丘を上がった奥に雷滝がある。
 

伝道から約1時間で雷滝に到着した。
ここで、滝を見ながら休憩した。

←豪快な雷滝

休憩の後、来た道を引き返し、
中ノ沢出合に向った。
 

雷滝から10分程で、中ノ沢出合に到着。

←中ノ沢出合の赤い目印。

 


←中ノ沢の上流側を見る。
   ここから水晶ノ沢出合に向けて沢を遡る。

赤い目印のところから原小屋沢に降り、中ノ沢の右岸(左手)の段丘を目指して岩伝いに渡渉した。
 

中ノ沢出合から8分で、右上の檜林へ上がって行く取り付きを確認する。
今年の春、檜林から下った地点だ。

←更に中ノ沢を遡る。

渡渉は難なく出来て、コース取りも苦労するような箇所は
無かった。

 

中ノ沢出合いを出発して約30分で、右手から水晶ノ沢が
合流する広いガレ場に到着した。

←右手から、水晶ノ沢のガレが合流する。
   中央に、これから向う尾根部が低い山のように見えた。

木の枝に白いポリ袋が巻かれていたとの事だが、風でちぎれて、白いテープのようになっていた。
踏み跡は無いが、とにかく、上へ向って取り付いた。

5m程進んだところの木の枝に、古い赤テープがあった。
 

←急な坂を登って行く。

しばらく行くと、低木の枝が行く手を遮るようになる。
枝を抜けるルートを見極めながら、急坂を登っていった。
 

20分程で、尾根上に岩が多くなり、低木の枝からは開放されたが、更に急坂が続く。

標高1,200m付近で、少し平坦な地点に出たが、急登がすぐに始まった。

標高1,300mで明瞭な右巻き道を確認した。
巻き道に入らず、尾根を直進した。
 

だんだんと回りにブナの木が多くなり、
熊笹の道となっていった。

細い尾根が、笹原の広いブナ林へと変化していくが、
ここからも、かなりの急坂だった。
 

右手から合流してくる尾根を見ながら、急坂を登っていった。
踏み跡の無い熊笹の急坂を、とにかく上を目指して登っていった。

逆コースの場合、この広いブナ林でコースを選ぶのが難しそうだ。

標高1,450mあたりで少し傾斜が緩やかになり、右からの尾根と、あいまいに合流するような広いブナ林となった。
 

根っこが露出した無残なブナもあった。
 

踏み跡の無い熊笹の急坂を更に進んでいくと、やや明瞭な踏み跡が右手にあった。
テープもあり、市原新道からの登山道に出た事が判った。

頂上まであと少し、明瞭になった踏み跡を登っていく。

←左下に、下る予定の白馬尾根の草原が見える。

モヤの中に小屋の屋根が見えて、鹿柵に沿って、山頂に到着した。
 

残念ながら真っ白で展望はなし。
新しい山頂標識が立っていた。3組ほどの登山者がいた。

持ってきたビールを開けて休憩。
今年の秋は、いまいちの天気で、展望に恵まれない。

←写真の左に、新しい山頂標識。
   バックに檜洞丸と富士山が・・今日は見えない。

休憩の後、鬼ケ岩方面へ向けて下る。
ガスが沸き立っている。
 

鬼ケ岩から2分ほど、鬼ケ岩ノ頭の手前に白馬尾根への
分岐があった。

←白馬尾根への分岐点
   左側へ入る。

前回は行き過ぎてしまい、下ってから強引に戻ったが、
今回は、すなおに踏み跡に従って、白馬尾根への道
に入った。
 

明瞭な踏み跡を下っていく。
気持ちの良い道だ。
 

20分程で、草原へ出て、ここで休憩。
右手の丹沢三峰からの稜線。
左手に今朝登った、水晶ノ沢からの尾根が確認できた。
 

←丹沢三峰
 

休憩の後、草原から少し左手へ向い、急な坂を下る。

急坂を終えると、鹿柵があり、檜林の中へ入っていった。

展望の草原から50分ほどで、雷平に到着した。

←最後の鹿柵を振り返る。

ここから、早戸大滝へ向った。
 
テープやケルンが絶え間なくあるルートを、本谷沢出合へ
向う。
渡渉にはそれほど苦労は要らないが、濡れた岩はすべるので要注意。

30分程で、本谷沢出合に到着した。

大滝沢の右岸(左側)目指して渡渉し、段丘に上がった。
2人の登山者が先行しているのが見えた。
木の根っこの急坂をロープを使って登り、細尾根に出る。
2人の登山者は、ここまでで先へは行かない様子。
挨拶をして、更に細尾根を進んだ。

細尾根から右側へ乗り越して、細い巻き道を滝壷に向って
下る。
崩壊地点が踏み固められており、今年の春より通過し易く
なっていた。

←滝壷から、まぼろしの滝の全景
   正面からだと、左の岩に邪魔されて、
   滝の全景が見えないので、まぼろしの滝
   とも呼ばれているとの事。
 

来た道を慎重に戻った後、大滝沢の正面から滝に向った。
右岸(左手)の大岩の上まで行き、滝の全体を見る。

←上段の滝は、中間部が岩で隠れて見えない。
   下段の滝の落ち口を渡渉して、上段の滝の
   滝壷へ行ける。


帰路は、25分程で雷平へ。
更に35分で伝道へ到着した。
 

伝道から、岩小屋を見に行く。
林道の延長線上にある橋を渡り、更に進むと、左手に堰堤を見た後に、道が無くなり 河原へと下った。
伝道から7分程だった。

早戸川の向かい側に大岩と岩小屋が見えた。
岩小屋の手前に小さな木の梯子があった。
何処へ向かうルートか?

岩小屋を見た後、来た道を戻り、
今日の工程を終了した。
蛭ヶ岳からの展望は無かったが、
登りも下りも良いルートだった。
雷滝と早戸大滝を見て、満足の一日だった。
 

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