2007年へ戻る     「中央線」へ戻る      「富士周辺」へ戻る

都留〜宝鉱山〜北口登山道(千段の滝)〜三ツ峠〜御巣鷹山
〜清八山〜女坂峠〜大沢山〜笹子

<2007年 6月 23日(土)>  NO.169
宝鉱山バス停 : 08:38 (  680m) 都留市駅発 8時20分
北口登山口 : 09:07 (  900m) 林道から登山道へ
初滝・山神様 : 09:58/10:10 (1,190m)
七福ノ滝 : 10:30 (1,310m)
白竜ノ滝 : 10:55 (1,435m)
稜線 : 11:42 (1,740m)
三ツ峠(開運山) : 11:54/12:13 (1,785m)
御巣鷹山 : 12:30 (1,775m)
鉄塔 : 13:28
大幡八丁峠 : 13:38 (1,500m)
清八山 : 13:54 (1,593m) 山頂から少し戻る
分岐 : 14:05 御坂(右)方面へ
分岐 : 14:17 (1,570m) 左:八丁山, 右:女坂峠
NO.7 鉄塔分岐 : 14:41 (1,440m) 右へNO.6に向かう
NO.6 鉄塔分岐 : 14:58 (1,460m) 左へ急激に下る
女坂峠 : 15:10 (1,372m)
大沢山(女坂山) : 15:27/15:37 (1,460m)
奥野稲荷神社 : 16:39 (  675m)
笹子駅 : 17:00 (  600m)
  [行動時間] : 8時間22分 [単独]        [電車・バス]

[コースマップ]: 千段の滝 案内看板      清八山〜女坂峠〜大沢山のコース図



七福ノ滝


このところ、車での山行が多かった、たまには電車でと思い、宝鉱山からの三ツ峠を計画した。
北口登山道・千段の滝からの登りは、急坂が多いが変化があり、おもしろいコースだった。
帰路は、清八山から女坂峠を通って大沢山を経由して笹子へ下った。
大沢山周辺は、立派な道標が整備されていて、もはやバリエーションルートとは呼べない。
しかし、踏み跡が不明瞭な所もあり、下調べ無しで安易に踏み込むのは止めたほうが良い。
三ツ峠からの展望は得られなかったが、千段の滝の登り、初めての女坂峠コース、充実の一日だった。



[関連ページ]: <NO.057 2004-4-10 林道登山口〜三ツ峠〜御巣鷹山〜林道登山口へ>
[関連ページ]: <NO.103 2005-10-16 三ツ峠駅〜三ツ峠〜清八山〜変電所〜笹子駅>
[関連ページ]: <NO.117 2006- 1-15 笹子〜大沢山〜摺鉢峠〜大洞山〜三境〜笹子峠〜笹子雁ガ腹摺山>



大月から富士急行線に乗り換えて、都留市駅に到着。

←都留市駅の駅舎
   富士急行線の駅は、駅毎に使われている
   パステル調の色が異なり、駅名の表示にも、
   なんとなく趣がある。

8時20分発の宝鉱山行きのバスに乗った。
バスの乗客は、私一人。 貸切状態のバスは、20分ほどで終点の宝鉱山に到着した。

バス停から林道を奥に向かい、30分ほどで、沢山の看板がある登山口に到着した。
2,3台の車が駐車出来るスペースがあった。
 
バス停から奥に向かう林道
 
北口登山道の入口
 

林道から左側の登山道に入って行く。
少し右方向に進み、枯れ沢を2回渡る。

←緑に包まれた、良い雰囲気の登山道。

 

←途中で撮影した花
   名前が判らない


やがて、右側から水の流れる音が聞こえてきた。
「水受けの石」の看板があり、そのすぐ先に「千段の滝始まり」の看板があった。

沢の右岸の岩ゴロを少し歩き、又、登山道が沢から左へ離れていく。 谷のような所を通過して、沢の方へ戻って行くと、前方に山神様の祠が見えてきた。
そして、右奥に初滝が見えた。
 
山神様 水雲山
 
初滝
 

山神様からは、又、沢から離れて左手へ行く。
すぐに、鉄の梯子があった。

鉄梯子を登ると、右方向へ岩の縁を巻く細い道。
少し注意が必要な箇所だが、しっかりロープがある。

沢に戻り、滝を見ながら進んで行く。
滑りやすい岩に注意して歩く。
沢の右岸の大岩の上をチェーンに助けられて進む。
 
チェーンの大岩を越えた後、沢の左岸(右方向)に渡る。

←左岸に渡る所の上流側。

ここからは、左岸を高巻いていくが、急坂が続く。
所々で、ロープに助けられながら登っていく。
やがて、七福ノ滝の看板。少し沢側へ下って、滝を見る。
何段もの滝が続いている。これをクリアーして行くには、急登が必要なわけだ。

対岸の「大岩戸」を見た後、白竜ノ滝展望地へ。
水流の豪快さは無いが、高さがある。

白竜ノ滝展望地を過ぎると、登山道は沢から離れて右方向へ登って行く。
 
七福ノ滝(七段あるのか?)
 
白竜ノ滝
 

沢沿いの危なげな急登は終わり、普通の登山道になった。
しかし、急坂は続き、ロープに助けられて登る坂もあった。

1,600mを過ぎると、ユキザサが多くなった。
沢山のユキザサが、太陽の光に向けて葉を広げていた。

←ユキザザの群落

記帳ノートの箱を過ぎると、登山道は少し左へ向かう。
ユキザサの中を進むと、幅の広い、稜線の登山道へ飛び出した。

左へ曲がり、三ツ峠(開運山)へ向かう。
バス停から3時間16分、三ツ峠(開運山)に到着した。
 
稜線に出て、三ツ峠(開運山)へ向かう
 
三ツ峠(開運山)残念ながら富士山は雲の中
 

開運山から御巣鷹山に向かった後、清八山へのコースに入る。

ここは、2005年10月16日と同じコースだが、前回は天気が悪くて、女坂峠へのルートを諦め、変電所へ下った。
今日は、女坂峠から大沢山への初めてのルートを目指す。

急な下りだが、太陽の光にキラキラ輝く新緑が気持ち良い。

←気持ちの良い新緑の中を下る
 
大幡山付近にて
 
鉄塔から都留市方面
 

大幡八丁峠から15分ほどで、清八山へ到着した。

←清八山から鷹巣山
 

←清八山からこれから向かう尾根
   右端の鉄塔が、NO.7鉄塔か?
   その奥に、先週登った、黒岳、釈迦ヶ岳。



清八山の山頂標識から来た道を戻る。

ところで、パラボラアンテナは、一体どこに有るのか?
04年版の旺文社の地図にも、しっかりアンテナのマークがあるのだが、・・・ どこにも、アンテナらしきものは無い。
 

そこでやっと気が付いた。

←ここに、アンテナが有ったのか・・・
   なんか変な区画と思っていたのだが。
   ここに、アンテナが有ったとすれば、納得が出来る。

階段を少し下り、分岐点を右手の御坂方面へ入った。
ここの道標は、三ツ峠方面, 清八山方面の記載はあるが、御坂方面には何も書いて無い。
御坂方面への道は、暗いトラバース道の感じだが、アンテナ跡地の下を過ぎて、すぐに稜線に出た。
(写真の区画を直進しても、登山道に出られるようだ。)
 

ネットで調べた目印、三七九の石標を見逃さないように慎重に行く。そろそろ、このあたりか・・と思ったその時、立派な道標が目の前にあらわれた。

←三七九の石標

  慎重に目印を探していたのに、
  なんとも、ズッコケの感じだ。
  
  御坂方面分岐から12分の地点だった。

 

立派な道標に従い、右手の女坂峠方面に向かう。

←最初は、踏み跡明瞭な道

最初は、踏み跡明瞭な道だったが、1,531mピークを過ぎて下りになると、登山道が草木で見えなくなった。
 

←前方のNO.7鉄塔に向かって下って行く。

ヤブは、それほどひどくないが、足元が見えない下りだ。
木の根っこなどに注意しながら、慎重に下って行った。
 

←NO.7鉄塔分岐に到着した。

「八丁山」方面から下って来た。
左へ少し行くと、NO.7鉄塔がある。
右へ曲がって、NO.6鉄塔・女坂峠方面へ向かう。

ここからは、鉄塔巡視路だけあって、道がとたんに良くなった。
鉄塔巡視路特有の、黒いプラスチック階段も登場する。
 
←NO.6鉄塔へ向かう登山道から
   本社ヶ丸・清八山方面
 

NO.6鉄塔分岐に到着した。
左方向「女坂峠」の道標。 直進すると、10mほど先に鉄塔がある。

←御坂線 6号鉄塔

鉄塔方向へ直進すると、2時間で笹子の記載があった。
たぶん、変電所へ出るのだろう。

 

鉄塔から道標へ戻り、女坂峠方面へ下る。
いきなり、急坂の下りがはじまった。
木の枝や根っこにつかまりながら下って行く。

やがて、尾根が細くなり、深い谷が下に見える。
慎重に下って行く。
 

やがて、キレットに向かって、急激に下る箇所があった。
木の根っこにつかまりながら、慎重に下る。

ここが、唯一のやばそうなところだった。
しかし、慎重に行けば、問題は無い。

←キレットへの下りを振り返る。
 

清八山から1時間16分、女坂峠に到着した。
風が通り抜けて気持ち良い。

ここは、ステンレスの道標だった。


←女坂峠を大沢山方面へ登ると、すぐに前方に石積みがあらわれた。登山道は、石積みの左端に続いている。
ここに、一体、何が有ったのだろう?
 

一山越えた感じの後、少し平坦な登山道となる。
気持ちの良い道だ。

←大沢山手前の登山道

割りとあっけない感じで、大沢山の山頂下分岐点(道標有り)に到着した。

左へ10mほど進むと大沢山の山頂、
右方向は笹子への下りだ。
 

女坂峠を出発して17分で大沢山に到着した。

←大沢山の山頂標識。
   (女坂山)が併記してあった。

残念ながら、富士山は見えない。

ここから、笹子へと下る。
このルートは、2006年1月15日に登った。
勝手知ったるといった感じで快調に下った。
 

大沢山の山頂から62分で、奥野稲荷神社へ到着した。

懸案だった女坂峠コースをクリアーして、すっきりした感じ。
千段ノ滝の登り、初めての女坂峠コース、充実の一日だった。

あとはビール・・・だが、笹子駅には、大きな問題がある。
この方向から笹子駅を目指すと、ビールを売っている店が無いのだ。
時間に余裕があったので、笹子駅を通り過ぎて、笹子酒造でビールを購入し、17時32分の立川行きに乗った。
気持ち良くビールを飲んで、あとは爆睡、しっかり一駅乗り越してしまった。
 

このページのトップへ           2007年へ戻る           「中央線」へ戻る           「富士周辺」へ戻る