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魚止橋〜1292m〜榛ノ木丸〜カサギ沢〜カヤノ沢出合〜姫次
〜黍殻避難小屋〜大平〜早戸川徒渉〜丹沢観光センター

<2007年 5月 12日(土)>  NO.165
丹沢観光センター : 06:47 (  590m)
魚止橋,取り付き : 06:55 (  620m) 少し先のヘアピンカーブ
979m : 07:44 (  979m)
1292m : 08:24 (1,292m)
榛ノ木丸 : 08:31/08:50 (1,312m)
掘割 : 09:08 (1,320m) カサギ沢へ下る
カヤノ沢出合 : 10:00 (1,205m)
F5,F4 : 10:14 (1,185m) 戻る
カヤノ沢出合 : 10:25/10:35 (1,205m) 尾根へ
1380m : 11:10 (1,380m) 広場のようなピーク
姫次 : 11:25/11:40 (1,420m) 東海自然歩道へ
黍殻避難小屋 : 12:05 (1,220m)
大平分岐 : 12:11 (1,200m)
大平 雨量局 : 12:50 (  700m)
山火事注意標識 : 12:57 (  690m) 「山火事から自然を守ろう」
早戸川 : 13:16 (  500m) 徒渉
早戸川林道 : 13:35 (  530m)
丹沢観光センター : 13:47 (  590m)
  [行動時間] : 7時間00分 [単独]        [車]

[コースマップ]: 早戸川周辺コース全体図           カサギ沢,カヤノ沢ルート図



榛ノ木丸からの下り、崩壊地から
黍殻山〜焼山方面, 手前が大平への尾根、その奥にガタクリ峰


カヤノ沢出合(左:カヤノ沢,中央:姫次への尾根,右:カサギ沢)


早戸川周辺コース。
1292m経由で榛ノ木丸へ上り、大平から早戸川を徒渉して戻る、周回コースを計画した。
榛ノ木丸からは、掘割からカサギ沢へ降り、カヤノ沢出合まで下った後に、尾根を姫次に向かった。
良い天気に恵まれ、新緑の美しい景色を楽しむ事が出来た。
1292mからの榛ノ木丸、明瞭な尾根で迷うような所は無い。
大平からの早戸川徒渉、大平から早戸川へ下る道は踏み跡明瞭で危険な所も無い。
サンダルに履き替えて徒渉したが、水は冷たく、渡りきる頃は痛いほどだった。



[関連ページ]: <NO.145 2006-12- 2 伝道〜檜林作業道〜榛ノ木丸〜姫次〜蛭ヶ岳〜市原新道>
[関連ページ]: <NO.160 2007- 4-14 姫次〜原小屋平〜ガータゴヤ滝〜カサギ沢出合〜姫次〜黍殻山>



昨日の強風で塵が吹き飛ばされたのか、空が青く澄み切っていた。
キラキラ輝く新緑と、見事な藤の花を見ながら早戸川林道を走る。

6時47分、丹沢観光センターに車を停めて、魚止橋へ向けて出発した。
魚止橋を渡り、右へ曲がった後の直線道路、突き当たりのヘアピンカーブが、今日の取り付きだ。

←榛ノ木丸(1292m経由)の取り付き

最初は、細い尾根の急登。木に掴まりながら登って行く。
8分程で植林帯となり、まともな尾根になった。
 
最初の急尾根
 
取り付きから8分で植林帯
 

植林帯の曖昧な踏み跡を登って行く。
取り付きから15分、左からの立派な水平作業道と交差。
直進する踏み跡があったので、そのまま尾根を直進した。
更に2分程で、右手に植生保護柵があらわれた。

取り付きから23分、標高810mで右から水平道が上がって来た。
先ほど交差した作業道だ。
ここからは、この作業道に乗って左方向へ。
作業道は、大きくジグ・ザグと登って行く。
 

←新緑の中の作業道

やがて道は左方向へ進み、一つ左の尾根に移った後、又、大きなジグザグとなった。
ジグザグの直進部が長すぎて、ムダに歩いているような感じだが、しばらくは、新緑を楽しみユッタリと歩いた。

ユッタリ歩きに少し飽きて、925m,巣箱のある所で、作業道と分かれて尾根を直登した。
数回、作業道と交差して、最後は作業道と合流して、979mへ。
 

←979mから尾根が細くなった。

作業道は、尾根の右下を尾根に付かず離れず上がって行く。
尾根を登って行くと、時々、上がってきた作業道に乗り、また別れるといった事を繰り返す。

1292mの手前で、しっかりした木の階段。
この階段を登り切ると、作業道は右方向へ向かう感じがしたので、尾根のピークを目指して直登した。

1292mは左手のアセビの中。
少し中へ入ってみたが、標識も何も無かった。
 
1292m手前の階段
 
1292mアセビの中のピーク
 

緩く下ると、左手の視界が開けて、蛭ヶ岳が良く見えた。
ここからは、広い平坦な尾根となる。

←木々の芽吹きの中の平坦な道を行く。

やがて白い看板のところで、
造林小屋からの尾根と合流した。
榛ノ木丸の山頂標識は、
白い看板の少し先の木々の中にある。
 

←榛ノ木丸、山頂標識。

休憩の後、急な坂を下る。
すぐに右手に崩壊地。
二つ目の右手崩壊地から、黍殻山から焼山方面、大平へ下る尾根とその向こうにガタクリ峰、新緑の山々がきれいに見えた。

1320mピークを越えて、榛ノ木丸山頂から25分程で掘割に到着した。
それにしても、不思議な掘割だ。
自然に出来たとは思えない。
作ったとしたら目的は何だろう?

ここから、左下のカサギ沢へ降りる。
 
崩壊地と焼山方面
 
掘割
 

前回は、掘割から真っ直ぐにザレた急斜面を下ったが、
今日は、左方向へ斜めに下った。

←下に枯れた沢が見えて来た。

写真正面、沢が左へ曲がったところで、水流があらわれる。
 

←カサギ沢の源頭部

苔むした沢を下って行く。
コース取りに悩む事なく、自然にルートを選んで下って行ける。  カヤノ沢出合までは、危険な所も無い。
 

掘割から46分、カヤノ沢出合に到着。

←カヤノ沢出合
   右手:カサギ沢, 左手:カヤノ沢。
   正面が登る予定の姫次への尾根。

ここから、姫次への尾根を登る予定だが、
少し下って滝を見に行く。
 

←カヤノ沢出合からすぐ。
   F5 5m滝

左岸の斜面を巻きながら、更に沢の下流へ向かった。
 

左岸の斜面から高巻き、細尾根を下ったところに、
F4 7m滝。

←F4 7m滝
   帰ってから調べたら、「CS滝」の名があった。

勢いで、ここまで来てしまったが、
かなりヤバイルートだ。

これ以上は、事前調査不足。
今日は、ここで引き返す事とした。
 

左岸の高巻から、F5の滝壷に降りて、右岸に渡ってカヤノ沢出合に戻った。

休憩の後、沢の中間尾根に取り付いた。
取り付きを含めて姫次まで、赤テープ等の目印は一切無かった。

←少し登った所で下を振り返る。
   右手:カヤノ沢, 左手:カサギ沢。
 

木々を掴まりながらの急な登りが続く。
1300mで右からの尾根と合流すると、傾斜が少しやわらぐ。
アセビの尾根となり、狭い木々の間をルートを選びながら登って行く。

1340mで右からの尾根と合流。
傾斜がやわらぐが、アセビの歩き難い尾根が未だ少し続く。
 

やがて、急に・・と言う感じで、広い尾根となり、新緑の景色に変わった。

1380mピークは、広場と言った感じ。
曖昧な広い尾根を、なだらかに、右へ回り込んで行く。
 

←フキがあらわれ、前方にカラマツ。
   姫次に近づいた気配。

前回、原小屋沢のカサギ沢出合から登った尾根が、左からゆるやかに合流すると、カラマツの向こうに 姫次のベンチが見えた。


カヤノ沢出合を出発して、50分程で姫次に到着した。
朝は澄み切った青空だったが、少し霞んで来たようだ。
 
姫次
 
少し霞んだ富士山
 

休憩の後、東海自然歩道を黍殻山方面へ向かう。

←登山道のマメザクラ(フジザクラ)

新緑の気持ち良い道を歩く。
まるで、高速道路のような道だ。
黍殻避難小屋の広い原っぱを抜けて、
大平分岐へと向かった。
 
新緑の東海自然歩道
 
黍殻避難小屋
 
←大平分岐

姫次から31分、大平分岐へ到着した。
ここから右へ曲がり、大平へ向う。
大平から早戸川を徒渉する、初めてのルートに入る。

最初は、両側が植林帯の暗い道。
しばらくすると、右手が明るい自然林になった。

更に下って、又、植林帯の下りとなる。
しかっりした木の階段が続いていた。
植林帯の中の休憩場を過ぎて、ジグザグと下ると、
大平へ到着した。
途中の道標にローマ字でoodairaの記載があった。
恥ずかしながら、これまでオオヒラと思っていた。
 
右手自然林の休憩場
 
植林帯の中、しっかりした木の階段
 

下って行くと、赤い鳥居があり、その右手の広場の向こうに雨量局の建物があった。

←雨量局

右に雨量局の建物を見て、左方向に広い道があった。
その道を下って行くと、奥野林道へ出た。

右へ鋭角に曲がって、奥野林道を奥へ進む。
すぐに、道路の左脇に「山火事から自然を守ろう」の標識が見えてきた。

標識の右脇から、明瞭な踏み跡に入って行く。
 
右側の正面奥が雨量局, 鋭角に曲がって左へ行く
 
標識の右脇に踏み跡
 

最初は、明瞭な踏み跡をゆったりと下っていく。
尾根が細くなり、両側のブッシュが少しうるさい所があったが、すぐに、明瞭な尾根道となった。

←早戸川へ下る尾根
   雨量局の設備らしい、
   コンクリートの柱が続いている。

尾根の先端で、明瞭な踏み跡に乗って右へ曲がる。
左下に早戸川が見えて、上流側へ進んでいくと、小さい沢に突き当たった。
 

踏み跡は、この沢に突き当たって終わる。
左へ曲がり、沢を下れば、すぐに河原に出る。

河原に降りて、上流側に100m程歩くと、赤ペンキで○を書いた大岩があった。
対岸の岩には、早戸林道へ上がる方向に赤い矢印があった。

サンダルに履き替えて、赤○大岩の上流側を徒渉した。
水に入った時、気持ちいいな・・と一瞬思ったが。
すぐに、冷たさに変わった。水の圧力も結構ある。
最後は、冷たい・・と叫びながら渡り切った。
 
上流側、100m先に大岩 <近づいた写真>→
 
大岩の赤ペンキ
 
赤○大岩の上流側を徒渉
 
徒渉した先の岩に赤矢印
 

←早戸川林道に出たところ。

良く見ると、「大平へ」の朽ちた古い道標もあった。
 

早戸川林道を丹沢観光センターへ向かう。
新緑が気持ち良い。

←正面、不動ノ峰あたりか

丹沢観光センターに13時47分に到着した。
未だ早い時間だが、充実の山行だった。

1292m経由の榛ノ木丸と、大平への周回コースを完了。
メインコースは、ほぼ歩いた感じだが、サブコースの宿題がどんどん増えて行く。
 

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