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浅瀬入口バス停 | : | 08:16 | ( 350m) | |
滝壷橋 | : | 08:40 | ( 350m) | 橋を渡って右へ |
ミツバ岳 | : | 09:30/09:45 | ( 835m) | |
権現山 | : | 10:22/10:27 | (1,019m) | |
二本杉峠 | : | 10:55/11:00 | ( 740m) | 水平経路へ |
地藏平 | : | 12:00/12:20 | ( 600m) | |
千鳥橋 | : | 12:43 | ( 550m) | |
二本杉峠 | : | 13:20/13:25 | ( 740m) | |
屏風岩山 | : | 14:23/14:35 | (1,052m) | |
東峰 | : | 14:41 | (1,050m) | |
大滝, 取り付き | : | 15:28 | ( 450m) | |
大滝バス停 | : | 15:34 | ( 450m) | バス 15:47 |
[行動時間] | : | 7時間18分 | [単独] [電車・バス] |
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三椏(ミツバ岳山頂にて) |
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檜洞丸,右下に中川温泉(権現山から下った崩壊地にて) |
ミツバ岳と屏風岩山の三椏を見に行った。 それだけでは、つまらないので、二本杉峠から水平道を経由して地藏平へ。 林道を千鳥橋まで歩いた後、荒廃した経路で、二本杉峠へ戻った。 地藏平へは、今回で2回目。 今回は、行きも帰りも荒廃したドキドキ経路だった。 三椏は、思った通りちょっと早かった。 しかし、なかなか見事な群落を見る事が出来た。 屏風岩山からは、東峰を経由して大滝キャンプ場へ向けて下ったが、踏跡明瞭で私設の標識まで完備しているのには驚いた。 |
[関連ページ]: <NO.120 2006-2-18 西丹沢〜畦ヶ丸〜モロクボ沢ノ頭〜城ヶ尾峠〜地蔵平〜浅瀬> [関連ページ]: <NO.126 2006-3-31 滝壷橋〜ミツバ岳〜権現山〜二本杉峠〜細川橋> |
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新松田駅着 7:19。改札の手間で、西丹沢行きのバスが発車して行くのが見えた。 慌てず松田駅へ。 7:23発の御殿場線で谷峨駅へと向った。 ←可愛い感じの谷峨駅でバスを待つ。 バスは超満員。やっと全員乗れた・・という感じで出発した。 浅瀬入口でバスを降り、トンネルを越えて湖岸を歩く。 25分程で、滝壷橋へ到着。橋を渡った右手が取り付きだ。 ↓滝壷橋の取り付き。 手製の標識があった。 ![]() |
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湖を見ながら車道を歩く |
滝壷橋。渡った右手が取り付き |
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車道から右手へ、白い手摺の所から登っていく。 急坂だが、踏跡は明瞭。ジグザグと登っていく。 尾根へ上がる手前に、左へ向う作業道のような感じの道があるが、これは無視して、尾根上を目指す。 尾根へ上がり、道なりに左へ向うと、すぐに前方に鹿柵が見えてくる。(標高430m) ←すこし右へ方向を変えて、左手鹿柵に沿って進む。 すぐに、鹿柵は左方向に曲がっていく。鹿柵から離れて、真っ直ぐ、正面の急坂をジグザグと登る。 取り付きから20分、標高520mで白い看板があり、ここから右手植林帯、左手自然林の急坂を登って行く。 820m尾根合流点でやっと急登が終る。 右へ方向を変えてゆったり登り、ミツバ岳へ到着した。 黄色い三椏が目に飛び込んで来た。 |
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山頂から西側の展望。富士山の雲が残念。 |
満開の三椏 |
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満開の三椏 |
ミツバ岳、山頂標識 |
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展望と三椏を楽しんだ後、権現山へ向う。 ←途中の三椏は、日当たりが悪く、未だ白い。 昨年は3月31日に来たが、三椏の開花具合は、だいたいその時と同じ感じ。 やはり今年の開花は、暖冬でだいぶ早いようだ。 ミツバ岳から50分で、権現山に到着した。 ベンチの少し先に山頂標識は有るが、二本杉峠,ミツバ岳方面を示す道標は無い。 ちょっと休憩した後、二本杉峠へ向けて出発した。 何故か?少し下った所に道標がある。 |
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権現山 山頂標識 |
山頂標識から撮影。正面⇒二本杉峠。左手⇒ミツバ岳。 |
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←権現山から30分程で、二本杉峠に到着した。 ここまでは、1年前と同じコース。 1年前は、細川橋へ下ったが、今日は、いよいよ地藏平への未知のコースに入る。 地藏平から帰って来る予定の東側の暗い植林帯方面には、経路崩壊の注意書きがある。 11時丁度に、二本杉峠を出発。道標が指す、屏風岩山方面の細い経路に入った。 細い水平な経路を5分で、屏風岩山方面との分岐。 屏風岩山方面へは、正面の急坂を登っていくが、地藏平へ向けて、左の水平経路に入った。 |
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←屏風岩山方面分岐から、左の水平経路へ。 しばらくは、良い道が続く。 だんだんと道が悪くなり、崩れかけた細い経路もあった。 さほど問題無く進めるが、左下はバッサリと谷側に落ちているので、慎重に行く。(写真(1)) 二本杉峠から10分、最初の崩壊地が登場した。(写真(2)) ここは、それほど高度感無く、わりと簡単に通過できた。 以後、沢の源頭部は、程度の差は有るが全て崩壊している。(写真(3)(4)) 写真(4)は、右上へ回り込み、沢を少し下って、本来の経路の下側から水平経路に戻った。 道は悪いが、時別な冒険を強いられる場面は無い。 通過する経路を見定めて、慎重に行けば問題は無い。 |
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(1)崩れかけた水平路 |
(2)10分で最初の崩壊地 |
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(3)崩壊地 |
(4)大きな崩壊地 |
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←二本杉峠から46分。 ヤマメ沢に到着した。 崩れかけた部分に乗らないように、 少し奥の堰堤上を通過した。 |
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←ヤマメ沢、上流側。 苔むした石積みの堰堤が、沢の上流側にも見える。 ここまでの経路は、ほとんど水平。 ヤマメ沢を通過した後も、しばらく水平路が続き、二本杉峠から50分を過ぎた所で、やっと下りの道となった。 広い明瞭な道で植林帯の中を下って行く。 右手が鹿柵となり、左下に林道が見えた。 二本杉峠から、丁度1時間で、地蔵堂から約30m浅瀬側、白い看板の所で林道へ出た。 地藏尊にお参りし、その先の広場で休憩した。 |
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右手鹿柵に沿って下る。左下に林道が見える。 |
地蔵堂から約30m浅瀬側、白い看板の所で林道へ |
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地藏尊 |
地藏平 |
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広場で休憩の後、林道を千鳥橋へ向う。 ←林道脇の房桜 林道脇の房桜やアブラチャンに春の訪れを感じながら、 千鳥橋へ向けて歩く。 |
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地藏平から25分程で千鳥橋に到着した。 橋の手前から左手に入ると、入口に注意の看板があった。 「極めて危険・・」の表現に少しビビル。 ↓ ![]() |
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意を決して、二本杉峠へ向けて出発する。 すぐ左手に、「あかまつ採種園」を見て直進する。 小沢を渡った後に、涸沢に出た。 涸沢の上流側では無く、沢の向かい側、少し右手方向にマークがあり、そちらに向う。 しばらく行くと、右手下に大又沢が見え、その向こうに大又沢ダムが見えた。 大きく左手へ回りこんで、大又沢支流の沢に沿った水平路となった。 ←最初は、こんな感じの水平路。 沢の源頭部を越える部分は崩壊しているが、先ほどの水平経路ほどでは無い。 |
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右側は、下の沢へバッサリ落ちている。 結構、高度感がある。 細い経路を慎重に進む。 ←核心部にさしかかった。 千鳥橋から約20分地点 崩壊地の細い経路。 下を見ると恐ろしい感じだが、足場はしっかりしていて、 距離も短い。 慎重に行けば、さほど問題は無い。 左の写真の崩壊地を越えると、以後、道は良くなった。 沢との距離が近づき、わりとあっけない感じで危険地帯が終わった。 枯葉が敷かれた、良い雰囲気の景色となっていく。 右手に、下をえぐられた、テラス状の平地に巨木があった。 右へ回り込んで、巨木の裏側奥へ出ると、水平な経路が終わる。 |
![]() 良い雰囲気の景色となった |
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下をえぐられた、テラス状の平地に巨木 | |
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経路は暗い植林帯の中へ入って行き、急登が始まる。 ジグ・ザグと登って行く。 ←暗い植林帯の急登 二本杉峠方面を見上げる やがて、上の方が明るくなり、10分程の急登で二本杉峠へ到着した。 |
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←二本杉峠 2時間30分かけて、又、二本杉峠へ戻った。 楽しいチャレンジの工程を振り返り、ベンチで休憩する。 第一部「ミツバ岳の三椏」に続いて、 第二部「地蔵平への冒険」が終了した。 休憩の後、第三部「屏風岩山の三椏」を開始する。 |
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13時25分、屏風岩山へ向けて出発。 2時間半前に通った道を5分程で、分岐へ到着。 今度は、正面の急坂を登り、屏風岩山へのルートに入った。 ←最初の急登 |
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急坂を上がりきると、自然林の雰囲気の良い尾根となった。 しかし、平坦な尾根は少しだけで、すぐに急坂が始まった。 黄色いしっかりしたロープが設置されていて、これに助けられながら登った。 ←急坂に黄色いロープが続いている。 少し平坦になってくると、右手に三椏がポツリ,ポツリと見えてきた。 そして、標高900mあたりから、見事な三椏の群落となる。 満開には少し早く、白っぽい感じだが、それでも見事だった。 三椏の群落が終わって951mを通過すると、ここからは、ゆったりとした尾根歩きとなる。 960mで道なりに右へ折れて、ゆったりとしたアップダウンを進む。 |
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三椏の群落 |
三椏 |
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ゆったりとした登山道から、左手に屏風岩山の山頂が見えて来た。 しかし、なかなか登りにならず、ゆるいアップダウンが続く。 最後は、丸い丘に上がるような感じで細長い山頂の稜線に乗った。 ←平坦な稜線を少し進むと、山頂標識があった。 ここで、持ってきたビールを取り出して、一人乾杯。 旨いビールだったが、少し寒くなってきた。 何か上から落ちてくる・・と思ったら雪だった。 休憩の後、東峰へ向けて出発した。 道標は無いが、明瞭な踏跡があった。 |
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少し下って登り返し、5分程で東峰に到着した。 ←東峰の山頂 正面と右手に鹿柵が見える。 その間の立ち木に、真新しい標識が貼ってあった。 この標識は、この先、大滝橋へ下るまでの要所にあった。 標識に従い、鹿柵の間を右方向へ下った。 ![]() |
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700m〜650mの三椏 |
700m〜650mの三椏 |
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少し下って、平坦になったところに分岐があり、右へ下って行く道があった。 大滝橋方面は、直進する。(ここにも前記の標識あり) 道は明瞭、迷うようなところは、全く無い。 標高700mあたりから、三椏の群落。 見事な群落の中を下って行く。 左へ下る道を見送り、更に直進すると、正面に赤松が見えて来た。 ←正面の赤松で、少し左へ方向を変えて、 急坂を下る。(650m地点) 曖昧なルートの超急坂となる。下の方に車道や河原が見えるので、ルートを誤る事は無い。 しかし、ここを登るのは、大変そうだ。 |
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急坂を下り、少し平坦な尾根の後、林道へ出た。 林道へ出て右方向に進むと、20mぐらい先に、新しいゲートがあった。 ←ゲートから振り返る。 5分程で、大滝バス停に到着が、15時34分。 一息いれて、15時47分のバスがドンピシャでやってきた。 三椏と地蔵平へのちょっと冒険。 満足の山歩きだった。 |