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栂立尾根(金沢橋〜タロベエ峰〜六百沢ノ頭〜栂立ノ頭〜鐘沢ノ頭〜本間ノ頭
         〜高畑山〜御殿森ノ頭〜568mピーク〜春ノ木丸〜宮ヶ瀬園地)

<2007年 2月 24日(土)>  NO.155
宮ヶ瀬園地 : 06:40 (  300m) 水の郷駐車場
金沢橋 : 07:16 (  300m) 尾根突端へ
タロベエ峰 : 07:54 (  490m)
32号鉄塔 : 08:00 (  520m) 532mピーク,巡視路分岐
早戸川橋ルート合流 : 08:30/08:42 (  670m) 赤帽杭NO.K38
六百沢ノ頭 : 08:53 (  732m)
栂立ノ頭 : 09:18/09:23 (  849m)
1043mピーク : 09:55 (1,043m) 赤帽杭NO.K110
鐘沢ノ頭 : 10:05/10:40 (1,108m) 赤帽杭NO.K122
一般登山道合流 : 11:05 (1,250m) 丹沢観光センタールート
本間ノ頭 : 11:05/11:25 (1,345m)
金冷シ : 12:18 (  825m)
高畑山 : 12:36/12:50 (  766m)
御殿森ノ頭 : 13:16 (  580m)
鹿柵へ直進 : 13:20 (  550m) 三叉路は右へ
568m 祠 : 13:27 (  586m)
右折点 : 13:35 (  530m)
春ノ木丸 : 13:48 (  487m) 487mピーク
宮ヶ瀬園地 : 14:08 (  300m) 水の郷駐車場
  [行動時間] : 7時間20分 [単独]        [車]

[コースマップ]: コース全体図      春ノ木丸ハイキングコース



1,000m尾根合流点から1,043mピークへ向う広い尾根


金沢橋から入る初めてのルート、栂立尾根から本間ノ頭へ登った。
下りは、一般登山道を宮ヶ瀬方面へ下ったが、御殿森ノ頭の先から、宮ヶ瀬園地へ直接下るコースを選んだ。
前半は、植林帯,鹿柵,脚立超え・・と自然を楽しむ感じではないが、ルートを楽しむという意味で楽しかった。
尚、鹿柵を越えた回数は、脚立越え=4回,脚立部で穴潜り=1回,鹿柵扉=1回 だった。
栂立尾根の後半は、広々とした尾根の静寂を楽しんだ。
宮ヶ瀬園地へ下るルートは、途中からハイキングコースが整備されていた。(コースマップ参照)
   (参考HP:「丹沢写真館」さん,「ようこそ! 丹沢へ!!」さん,「俺の山紀行」さん)



[関連ページ]: <NO.149 2007-1- 8 宮ヶ瀬〜高畑山〜丹沢三峰〜丹沢山〜塔ノ岳〜鍋割山〜二俣〜大倉>
[関連ページ]: <NO.158 2007-3-17 早戸川橋〜六百沢左岸尾根〜鐘沢ノ頭〜栂立ノ頭〜早戸川橋>



宮ヶ瀬園地に6時30分に到着。
駐車場の門は未だ閉まっていたので、自分で開けて、車を停めた。 (駐車料金は、1日停めて500円)

道路を渡り、閉鎖されたゲートの脇を通り、林道に入った。

←小中沢駐車場の向こうに虹の大橋。

静かな林道に美しい景色が続く。
出発から35分程で金沢橋に到着した。
 
金沢橋
 
橋を渡った左手に取り付き
 
金沢橋からの景色
 
更に林道を進み、橋を振り返る
 

金沢橋を渡った所に取り付きがあったが、今日は、更に林道を進む。

←林道が鋭角に曲がる所が、尾根の突端。

ここから尾根に取り付くが・・・
林道の側壁が高くて登れない。
更に進んで、少しだけ側壁が低くなった所で、
助走をつけて、側壁に飛びついた。
腕力で体を引っ張りあげて、何とか、側壁の上へ上がる事ができた。
いきなりのパワー全開で、ヘロヘロ、しばし休憩。
息をととのえて、尾根を目指して急な坂に取り付いた。
 

←上がった尾根。

少しヤブっぽい。サンショが所々にあり、棘に注意して進む。
金沢橋からの直登と合流するあたりから、ヤブも無くなってきた。
↓清川村の境界杭。この先、この赤帽杭が続く。
 

尾根に取り付いてから30分程で、タロベエ峰に到着した。

←タロベエ峰。ピークで鹿柵に突き当たる。

ピークから右へ方向を変える。
少し進むと、上の方に鉄塔が見えてきた。


鉄塔へ出て、初めて明るい展望が広がった。
532mピーク方向には、鉄塔巡視路の杭があった。
ピークにも脚立があるが、鉄塔下の脚立を越えて、
植林帯の中でピークを巻いてトラバースするように進む。
 
32号鉄塔から宮ヶ瀬ダム
 
鉄塔下の鹿柵と脚立
 

532mピークから降りて来た右手鹿柵に沿って進む。
鞍部の手前で、鹿柵を脚立で越えた。(2回目の脚立超え)

更に、右手鹿柵に沿って登って行くと、前方に鹿柵があり、その向こうに自然林が広がっていた。
今日、3回目の脚立を越える。

←3回目の脚立の向こうは、自然林。

自然林の広い尾根を登って行き、670m地点で右からの尾根と合流。
右の尾根は、早戸川橋から上がってくるルートだが、曖昧な分岐だ。 下りの場合は、わかり難い。
赤帽杭「K38」が目印。マジックで書かれた文字は薄れていたが、なんとか 「K38」と読み取る事が出来た。
 

←合流点から少し進むと、
   右側が崩壊地の細い尾根となった。

細い尾根の登りとなり、しばらくすると、前方にピークが見えてきた。
六百沢ノ頭(732m)だ。
ピークの正面は、鹿柵。
ピークで右に曲がり、左手の鹿柵に沿って下る。
 

←六百沢ノ頭(732m)からの下り。

左手の鹿柵に沿った狭い道を行く。
下った鞍部は、鹿柵が複雑に交差していた。
ここで、脚立で鹿柵超え。(4回目)

この先、右手の鹿柵に沿ってすすむ。
少し行くと、鹿柵が前方をふさぎ、扉があった。
扉を開けて中に入り、右手鹿柵に沿って更に進む。
少し右へ回り込むような形で、急登が始まる。
 

←右手鹿柵に沿った急登が始まる。

木の幹につかまりながらの急登りだが、それほど長くは無かった。
登り切った所が、栂立ノ頭。
左手に大岩がある薄暗いピーク。右手脚立の向こうは、明るく陽がさしていた。
ここの脚立部は、鹿柵の穴を潜って抜けた。
 
栂立ノ頭ピークの脚立
 
栂立ノ頭、鹿柵を抜けたところ
 

栂立ノ頭を出発し、緩やかな尾根を下る。
右手に緩やかな広い樹林帯を見て、鞍部へ。
ここから、岩の多い急なヤセ尾根の登りとなった。

傾斜が緩くなると、いつのまにか、と言った感じで、
広い緩やかな尾根に変わっていた。

右前方にきれいな尾根が合流してくるのが見える。
なおも広い尾根を登り、1000mで尾根の合流点。
丸い、曖昧な合流点であり、逆方向だと判り難い。
 
前方尾根が1000mあたり
 
尾根合流点(逆方向)右手から登ってきた。
 

平坦な広い尾根を歩いて行く。
赤帽杭「K110」を確認。
ここが、1043mピークか?

平坦な落葉の尾根を進んでいく。

←すぐ先に、ブナの大木。

小ピークを越えて、次のピークが鐘沢ノ頭。
 

←鐘沢ノ頭で休憩。

何処がピークか判らない、広い山頂。

この先に、「K122」赤杭と黄色テープがあったが、少し暗いので、手前で休憩した。
 

鐘沢ノ頭を出発。
さらに進むと、右側から尾根が合流してきて、広々とした窪地のような景色となった。
周りにアセビが多くなった踏跡を進んで行くと、一般登山道との合流点に出た。
 

← 一般登山道合流点(逆方向)
    登って来た方向を振り返る。

ここから、一般登山道だが、道は悪くなる。
左側崩壊地の細尾根を登り、アセビのトンネルをくぐり、二重尾根と谷間を行き来する。
最後は左の尾根を急登して、本間ノ頭に到着した。
 

←本間ノ頭

雪は全く無い。
今年の冬の暖冬は異常だ。
「暖冬」では無く、「温暖化による異常気象」と呼ぶべきか。

少し休憩した後、宮ヶ瀬方向へ下降を開始した。
 
    登って来た栂立尾根を左手に見て下る
 
高畑山
 

御殿森ノ頭から数分で、左手に鹿柵があらわれる。
左手鹿柵に沿って、10m程進むと、登山道は右側へ曲がって行く。(三叉路方面)
鹿柵に沿った直進方向には、奇妙な門があった。
直進して、鹿柵の中に入る。

←木で組まれた門をくぐる。
   今年の1月に来た時は、木の門は無かった。


20m程進むと、扉があり、鹿柵の外に出る。
明瞭な踏跡が続いていた。
平坦な道を進んでいくと、祠があった。

 
568mピーク手前にある祠
 
こんな平坦な道が続く
 
少し下って530m地点。なんと道標があった。
 
右へ折れて下って行くとロープもある。
 

鞍部まで下ると、急激に右下の谷へ下る道にロープが続いていた。(作業道か?)
真っ直ぐ進むと、右巻き道と直登にルートが分かれる。
487mへ向けて直登するコースを選んだ。
踏跡らしきものは無かったが、急な坂を幼木を傷つけないように登った。
頂上へ出ると、真新しい立派な標識とベンチがあった。
ここが、春ノ木丸(487m)。
春ノ木丸ハイキングルートの案内があった。

ここからは、きれいに整備された道を下る。
下に道路を見て、トンネルの上を歩く。
モミの巨木がある。
 

 

 

ピクニック広場へと直進するルートと別れて、左へ曲がる。
出たところは、もろに駐車場だった。

栂立尾根を登る事が出来た。
満足の山行だった。
 

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