2007年へ戻る     「丹沢・道志」へ戻る

平成の森〜ゴジラの背尾根〜鍋嵐〜唐沢公園橋
<2007年 2月 3日(土)>  NO.152
平成の森 : 08:13 (  300m) 村道15号橋
取り付き : 08:26 (  300m) ハタチガ沢橋手前
580m小ピーク : 09:16 (  580m)
677mピーク : 09:33 (  677m)
740m右手崩壊地 : 09:53/10:15 (  740m)
キャンプ場分岐 : 10:30 (  810m) Jピーク
鍋嵐 : 10:40/10:50 (  817m)
キャンプ場分岐 : 11:00 (  810m) Jピーク
750m展望地 : 11:24/11:32 (  750m)
740m左へ分岐 : 11:36 (  740m)
660m左へ分岐 : 11:48 (  660m) 植林帯へ入る
河原へ出る : 12:14 (  310m) 壊れた吊橋
平成の森 : 12:46 (  300m) 村道15号橋
  [行動時間] : 4時間33分 [単独]        [車]

[コースマップ]:ゴジラの背尾根〜鍋嵐〜唐沢公園橋コース図



ゴジラの背尾根 標高600mあたり
 
宮ヶ瀬湖 ゴジラの尻尾(破断面)と背尾根(下山路750m展望地から)
 
塔ノ岳〜丹沢山〜丹沢三峰(下山路750m展望地から)
 


ゴジラの背尾根から鍋嵐を目指した。
下りは、ジャンクションピークへ戻った後、唐沢キャンプ場へ下った。
今日は、前回の宮ヶ瀬尾根〜黒岩経路の内側の周遊であり、短い工程だ。
どうも、目的に向って猪突猛進する傾向があるが、今日は、ゴジラの背尾根をユックリ・ ジックリ歩くぞ・・
と心の中で言い聞かせて行く。
ゴジラの背尾根は、期待どおり。 楽しい尾根歩きを楽しむ事ができた。
唐沢キャンプ場への下降は、750m細尾根ピークからの大山・塔ノ岳・丹沢山方面の展望がすばらしかった。
660m平坦地から左へ折れて、植林帯を下るところが要注意。(コースマップ:左折−2)
逆方向の場合、この植林帯の登りが単調で大変そうだ。
先人の皆さまの資料に感謝・感謝の山行だった。
   (参考HP:「ようこそ! 丹沢へ!!」さん,「俺の山紀行」さん)



[関連ページ]:
<NO.151 2007-1-20 宮ヶ瀬尾根〜鍋嵐〜黒岩経路>
<NO.179 2007-12-2 ゴジラの背尾根〜鍋嵐〜宮ヶ瀬尾根〜清川トンネル>



今日は、自宅をゆっくり出発して、宮ヶ瀬から塩水橋方面への県道に入った。
県道の入口に柵は無く、警備員も立っていなかったが、通行止めの看板はそのままだった。
電光掲示板も通行止めを表示している。
警備員がいないのは、もう周知できたからの判断か・?

駐車ポイントへ8時に到着し、山側に車を停める。
山側の上に何かある・・と見に行くと、「平成の森」の立派な石碑があった。
知らなかった、ここが「平成の森」か、・・
・・・恥ずかしながら、やっと謎が解けた。
戻って、橋を渡り「ゴジラの背尾根」の取り付きに向う。
 

橋を渡って林道を左へ曲がる。 出発から10分程で、擁壁の切れたところが右手に見えたきた。

←右手、擁壁の間に木が見えるあたりが取り付き。

しかし、ゴジラの尻尾の切れたところを確認する為、さらに前進した。  左側に林道で切断された破談面を見ると、すぐ目の前に「ハタチガ沢橋」が見える。
橋の袂の右側に踏み跡があった。
その踏み跡に入ってみると、ハタチガ沢の左岸に沿って、踏み跡が続いていた。
右手上には、「土砂流出防備保安林」と書いた、わりと新しい木の標識があった。
ここから、尾根へと取り付いた。
 
橋の袂、右側。奥にハタチガ沢林道が見える。
 
「土砂流出防備保安林」の標識。
 

登りきると、防護金網が張られた頂点に出た。
ここは、尾根では無く、尻尾の破断面だ。
防護金網が包帯のようにも思える。

ここから、いよいよ「ゴジラの背尾根」を登る。
すぐ先に、本来の取り付き点。テープがあった。

更に進むと、変化に富んだ、気持ちの良い尾根が続いていた。


以下、尾根の写真。
コメント不要の気持ちの良い尾根だ。
 



 

 

←合体した木。

標高580mあたりで、右下の橋から直登する尾根が上がってくる。  尾根と言うより、急峻なガケの感じだ。
「俺の山紀行」のM−Kさんが、橋を渡ったところから直登されているが、相当きつそうだ。
私には、とても登れない。

気持ちの良い尾根が続く。

677mの手前に、ティシュペーパーが散乱していた。
これは、いただけないが、とても拾う気になれず、そのまま通過した。
 

左手から尾根が上がってくる。
その尾根との間の斜面に、きれいに整備された土砂崩れ防止の土止めを見ると、一登りで677mピークに到着した。

←677mピーク

薄暗いピークなので、そのまま通過した。

右手へ少し下って、細い尾根を登り返す。
740mあたりで少し平坦な尾根となり、右下が崩壊地となって展望が広がっていた。
丹沢三峰、振り返ると、宮ヶ瀬湖。ここで休憩した。
 

丹沢三峰の向こうに見えるピークを良く見ると、・・
山小屋から市原新道方向へ下る、あのカーブだ・・・
蛭ヶ岳に違いない。
以外な感じで地図を確認する。
なるほど、この方角は、蛭ヶ岳だ・・と納得した。

←丹沢三峰の向こうに蛭ヶ岳
   本間ノ頭からのきれいな尾根
   740m展望地点にて。
 

←ジャンクション・ピークに到着。
   赤帽杭にマジックで書かれた道標。
   地形図を見て把握出来てはいるが、
   こういうのが有ると、間違い無いと安心する。

右方向が唐沢キャンプ場方面。
鍋嵐を目指して、左方向へ急な坂を下る。


下った鞍部は、左手に崩壊地。
ここから、急坂となり、木の枝につかまりながら鍋嵐の頂上を目指した。
 

←鍋嵐山頂

前回、宮ヶ瀬尾根から登ったときは雪が舞っていたが、今日は良い天気。
木々の間から、丹沢山方面の山並みが見える。
 

ジャンクション・ピークに戻り、キャンプ場方面へ向う。

←Jピークからキャンプ場方面の尾根。

しばらくは、平坦な尾根を進んでいく。
すぐに、道が左右に別れる感じのところに出た。
最初の分岐点、ここは、右方向へ下って行く。
 

下った細い尾根の鞍部は、右手が崩壊していて、宮ヶ瀬湖方面の展望が広がっっていた。
ゴジラの尻尾の林道で断ち切られた破談面、580mから
677mピークへの背尾根が良く見えた。

平坦な尾根を少し進むと、小さなピーク(750m地点)があり、大山・塔ノ岳・丹沢山のパノラマが広がっていた。

←大山・塔ノ岳・丹沢山方面の展望地

ここで、キャンプ場方面から男性二人が登ってきた。
今日、会ったのはこの男性二人のみ。
鍋嵐から土山峠へ向うとの事だった。
 
ゴジラの尻尾と580mピークから橋へ向う尾根
 
日高・竜ヶ馬場・丹沢山
 

細尾根から少し下ると尾根が広がり、赤帽杭と看板が見えてきた。
標高740m、最初の左分岐点だ。

←最初の左分岐点

左へ曲がり、枯枝が散乱した歩きにくい尾根を下る。
 

少し右へカーブするように下って行くと、
平坦なところに出た。
広くて、進む方向が判らない。

左手方向に植林帯、右手前方に丘のような小ピークを確認する。
ここで、小ピークへ向わないで、左側(西側)の植林帯に向って下降を開始した。
踏み跡なし、マーク等も見当たらなかった。
 

←平坦地から向った植林帯

払われた杉の枝が散乱して、歩き難い。
尾根とは思えない植林帯の斜面だが、周りの景色をチェックしながら、適当に下降して行く。
 

←下った斜面を振り返る。
   大岩と杉林

 

相変わらず、払われた枝で歩き難い植林帯の下りが続く。
単調な下降に飽きてきた頃、標高400mあたりで、やっと尾根らしくなってきた。

←やっと尾根らしくなってきた。

左側が沢となり、木々の間から堰堤が見えた。
沢に沿うように、沢へ降りないように、尾根を下っていく。
 

ドンピシャ。 壊れた吊橋のところに出た。

岩伝いに渡渉も出来そうだったが、・・・
そのうちに、この吊橋も完全に壊れて渡れなくなるだろう。
そのうちに、撤去されてしまうかもしれない・・・
今なら、なんとか渡れそうだ・・
・・・と考えて、次の行動を選択した。

唐沢公園橋から県道へ出て、スタート地点へ向う。
標高も低く、短い工程だったが、なんという満足感。
余韻を楽しみながら、県道を歩く。
良い天気だが、風が少し冷たかった。

ゴジラの背尾根・・満足の尾根歩きだった。
 
                壊れた吊橋
 
反対側(公園橋側)
 

このページのトップへ           2007年へ戻る           「丹沢・道志」へ戻る