2006年へ戻る     「中央線」へ戻る

笹子〜お坊山南尾根〜お坊山東峰〜米沢山〜北尾根〜道の駅〜甲斐大和
<2006年 12月 10日(日)>  NO.146
笹子駅 : 07:35 (  600m)
NO.9,10白柱 : 07:51 (  645m) 林道から山道へ
NO.9,10分岐白柱 : 07:58 左の沢を渡る
木に赤矢印 : 08:01 巡視路?・・赤矢印から登った
鉄塔(NO.10) : 08:32/08:37 (  815m)
NO.10,11分岐白柱  : 08:39 尾根を直進
1,050m地点 : 09:10 (1,050m) 右へ曲がる
1,109m地点 : 09:18/09:35 (1,109m) 大岩手前で休憩
お坊山東峰 : 10:17/10:37 (1,420m)
お坊山 : 10:48/10:55 (1,420m)
米沢山 : 11:28 (1,357m) 北尾根へ下る
1,211mピーク : 11:58 (1,211m)
平坦地 : 12:00 (1,170m)
鉄塔(207号) : 12:10 (1,075m)
林道 : 12:40 (  700m)
道の駅 : 12:45
甲斐大和駅 : 13:03 (  630m)
  [行動時間] : 5時間28分 [単独]        [電車]

[コースマップ]:笹子〜甲斐大和周辺コース全体図



南アルプスと米沢山北尾根


週間天気予報は雨だったが、曇り後晴れの予報に変った。
今週も丹沢へ行こうかと考えていたが、車が使えないので、中央線沿線に変更。
お坊山東峰へ南尾根ルートで登り、米沢山から北尾根を下った。
お坊山南尾根は、最初の取り付き点からの鉄塔巡視路が判らず、急な斜面を強引に登った。
米沢山北尾根は、207号鉄塔の手前に下るまでが、急で滑りやすいものの、ルートは明瞭で
さほど危険な所も無い。
鉄塔以降は、穏やかな良い道ではあるが、落ち葉でルートが不明瞭だった。
どちらも良いルートであり、いつか逆ルートも計画したい。



[関連ページ]: <NO.115 2005-12-29 入道山〜棚洞山〜お坊山東峰〜米沢山〜笹子雁ガ腹摺山〜北尾根>
[関連ページ]: <NO.142 2006-11-5 笹子〜トクモリ南尾根〜米沢山〜笹子雁ガ腹摺山〜鉄塔尾根〜甲斐大和>



八王子発 6:35分 いつもの中央線で笹子へ向かう。

7時35分、笹子駅から、国道20号を甲斐大和方面へ向けて出発した。
すぐに、天野工業の建物が道路の反対側に見えてきた。
天野工業の前で、右に曲がり、日向橋を渡った。
 
←日向橋
   国道から右に折れて、橋を渡る。
 

橋を渡り、道なりに右へカーブしていくと、Y字分岐があった。
草が多い左の道に入って、すぐに高速道路の下を潜った。

道は左に曲がり、高速道路に沿うかたちとなる。

高速道路に、「トンネルまで1km」の標識があった。

←左側フェンスの向こうは、中央高速道路。
 

しばらくすると、少し下る感じで橋が見えてきた。
橋の手前に、「←NO.9,10」の白柱があり、そこを右に折れて、沢沿いの山道に入った。

←「←NO.9,10」の最初の白柱
   ここから山道に入る。

沢の左岸(右側)の山道を更に進むと、最初の白柱から
7分で、次の白柱があった。
「←NO.10 →NO. 9 」分岐の白柱。
NO.9 方向は、右手の山に登って行く。
NO.10 は、左手の沢を指している。

ここで、左に曲がり、沢を渡った。
 
 

沢を渡った所で、踏み跡が無くなるが、少し踏み入った右手前方の木に赤ペンキの矢印があった。
赤矢印は、左方向or前方を指しているが、あたりに道らしきものは無い。  前方は、急なザレぽっい斜面だ。

<左方向or前方を指す赤矢印>
    
 

右方向は、少し道らしい感じがしたので、赤ペンキ矢印から右方向へ進んでみた。
すぐに、明瞭な踏み跡となったが、沢沿いに進み、左手へ登っていく様子が無い。
鉄塔巡視路なのか? 沢沿いの作業道なのか? 堰堤まで進み、そこから引き返した。
赤ペンキ矢印まで戻って、再度あたりを見回すが、道らしきものは無い。
意を決して、正面の急な斜面に取り付いた。

←取り付いた急斜面。
   足場が悪く、写真がブレている。
 

急な斜面をジグザグと適当にコースを選び上って行く。
途中、古い石積の跡があったが、道らしきものは無い。
左上方向が明るいので、徐々に左手へ登っていくと、高速道路のコンクリート壁面の上に出た。
このあたりから、少し、踏み跡らしきものも出てきて、前方に鉄塔が見えた。

←高速道路のコンクリート壁面の少し上から
   下を見下ろす。
 

鉄塔手前で、しっかりした鉄塔巡視路が右側から上がってきていた。
最後は、黒いプラスチック階段で、NO.10鉄塔に到着した。
最初に進んだ、沢沿いの道を更に進むべきだったのか・・・不明である。

←黒いプラスチック階段の向こうに鉄塔。
   階段手前、右方向から鉄塔巡視路。
 

鉄塔から、やっと、まともな山歩きとなり、落ち葉の尾根を登って行く。
鉄塔から3分程で、「NO.11, NO.10」分岐の白い柱があった。
NO.11方向は、尾根を左に巻いて行くが、ここは、前方の尾根へ直進した。

←NO.10は、戻る方向。
   NO.11は、左へ巻いて行く。
   ここは、尾根を直進した。
 

雑木林の中、濡れた落ち葉に足を滑らせながら、急な坂を登って行く。
しばらくすると、尾根の右側が植林地となり、自然林との境を進む感じとなった。
急登の後、左の尾根に乗る感じで、1,050m地点で右へ曲がる。
テープ等の目印は無いが、下りの場合は、左手の植林地に沿っていけば、自然に左へ降りて行く感じだ。

←右側植林地との境を行く。
   前方左手から尾根が合わさる気配。
 

少し平坦な尾根となった後、尾根に岩が多くなり、右手の植林地が終わった。
岩の多い尾根の急登が始まる前に、1,109m地点で休憩した。
休憩の後、時々、大岩が出てくる尾根を急登する。
大岩を巻いて登る。危険な地点は無い。

←この大岩の手前で休憩。
   この後、尾根が広くなっていく。

1,200mを越えたあたりから、尾根が少し広くなる。
広い尾根の急登が続く。
下りの場合は少しコース取りが難しいかもしれないが、 コンパスで真南を確認して下れば問題ない。
右側からの南東尾根が見えて来る。
 

最後は、少し右方向へ進んで、東峰に飛び出した。
飛び出した所は、東峰の新しい標識の真後ろだった。
下りの場合は、最初に南南西へ向かい、すぐに左へ方向を修正して、真南へ下る感じ。

←東峰の標識。
   この後ろへ出た。(赤テープ有り)
 

午後から晴れの天気予報だが、東峰はガスの中だった。

休憩の後、大鹿峠への分岐点へ向う。
大菩薩から大谷ヶ丸方面の展望地にベンチがあるが、雲に隠れて展望なし。
しかし、上空にきれいな青空が広がって来た。

お坊山まで来ると、南アルプス方面の雲が流れて、白い山々が見えてきた。
昨日の雨で洗われた綺麗な空を背景に、美しい眺めだった。
雲が切れて、富士山も見えてきた。 
下の方から美しい景色に対する歓声が聞こえてきて、5名程のグループとすれ違った。
 
お坊山西峰から富士山
 
お坊山西峰から南アルプス方面
 

トクモリを越えて、米沢山に11時28分に到着。
3人の男性がが休憩していた。
休憩している登山者の脇を通って、北側の尾根へ入る。

←米沢山の山頂、北尾根の入口。
   (カメラを構えた自分の影が写っていた。)
 

最初は、明瞭な歩き易い道だが、しばらくすると細い尾根の急な下りとなる。
濡れた木の根っこで滑らないよう、慎重に下った。
左手に、笹子雁ガ腹摺山北尾根の208号鉄塔から伸びるケーブルと、これから向かう207号鉄塔が見える。

ヤセ尾根の左崩落地から、少し登り返して、1,211mピーク。
ここから、又、急な坂を下り、1,170mで平坦な地点に出た。
 

1,170mで平坦な地点に出ると、登山道の雰囲気が一変する。
これまでの、滑りやすい急な細尾根と変り、雑木林の中の
フカフカの落ち葉の上を緩やかに歩いていく。
すぐに、正面に植林地が見えてきて、赤テープがあった。

←平坦な雑木林の正面に植林地。
   地形図では、このあたりで尾根が3方向に分かれる。
   鉄塔に向う一番左の尾根へは、道なりの感じで左へ
   折れていく。


なだらかに、少し左へ円弧を描くように下り、平坦地へ降りてから10分で、巨大な207号鉄塔に到着した。
 


    笹子雁ガ腹摺山と北尾根の208号鉄塔
        (逆光で上手く撮れなかった)
            巨大な207号鉄塔
 

鉄塔の真下を下って行くと、明瞭な道があった。
ここからは、鉄塔巡視路となり、ゆるやかに落ち葉の中を下って行く。

鉄塔から下り初めてすぐ、一人で登って来る年配の女性に出合って驚いた。
色んな鉄塔まで登るのが趣味。今日の予定は鉄塔までと聞いて、なるほどと納得した。

しばらく行くと、白いポリ袋(?)を巻きつけたような木と、赤いテープがあった。
ここは、尾根を真っ直ぐに行きすぎず、マークの所から、右へ折れるように下る。

←白いポリ袋(?)が巻きついた木
 

大きな周期のジグザグの下りとなったが、落ち葉で踏み跡が不明瞭だ。
時々ある赤テープに助けられて下っていく。
時々、ルートが不明瞭になるが、とにかく下れば、さほど問題はなさそうだ。

←曖昧な踏み跡を下る。

浅い谷のようなところを下って行くと、下のほうに白いガードレールが見えた。
そのまま浅い谷を下ってもよさそうだったが、左へ回り込む踏み跡に従って進むと、 207号,208号の白柱の立つ林道へ出た。
 

←林道に立つ白柱
   208号方面は、林道を更に奥へ進むと取り付きがある。
   鉄塔を経由して笹子雁ガ腹摺山へ向う北尾根の道だ。

林道到着が12時40分。
時刻表を見ると、13時07分に八王子行きがあった。
急ぐか、それとも道の駅でゆっくりするか・・・微妙な時間。
意を決して、甲斐大和駅への道を急ぐ。
駅前のコンビニでビールを買って、中央線に飛び乗った。

登りも下りも、おもしろいルートだった。
後半は、南アルプス,富士山も見る事が出来て、短い工程だったが充実の山行だった。
 

このページのトップへ           2006年へ戻る           「中央線」へ戻る