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玄倉〜境隧道〜山神峠〜伊勢沢ノ頭〜檜岳〜雨山〜雨山峠〜寄
<2006年 10月 28日(土)>  NO.140
玄倉バス停 : 08:10 (  350m) 新松田発 7時20分
玄倉ゲート : 08:46 (  420m)
境隧道 : 09:05/09:13 (  500m) 登山口
鹿柵 : 09:55 (  800m)
分岐 : 10:04 (  835m) 巻き道へ
山神峠 : 10:20/10:35 (  880m)
伊勢沢ノ頭 : 11:12 (1,177m)
檜岳 : 11:42 (1,167m)
雨山 : 12:09/12:26 (1,167m)
雨山峠 : 12:49 (  970m)
寄大橋 : 14:24 (  440m) ここから車道
寄バス停 : 14:55 (  280m)
  [行動時間] : 6時間45分 [単独]        [電車・バス]


檜岳から雨山へ向かう登山道


玄倉林道が通行止めとなる前に、ユーシン経由のコースをと思っていたが、行くことが出来なかった。
今日は、通行止めとなっている青崩トンネル手前の境隧道から山神峠を経て、伊勢沢ノ頭から檜岳,雨山を
めぐり、雨山峠から寄へ下った。
天気予報は快晴と言っていたが、丹沢は曇り。 先週に続いて、あまり良くない天気だった。
しかし、今日の目的は展望では無く、境隧道からの未知のルートと、檜岳から雨山の登山道の景色。
期待通りの静かな山歩きが出来た。
境隧道から山神峠までのルート、標高835m地点の小さな標識までは、踏み跡明瞭で全く問題なし。
835m地点から巻き道に入る所で、踏み跡が薄くなる。
細いトラバース道となり、崩壊地もあるが、危険な箇所は無い。 逆コースも問題なし。
山神峠から伊勢沢ノ頭のルート、踏み跡明瞭、ひたすら上を目指せば問題ない。
逆コースの場合、少し下ったところから、真直ぐ行き過ぎないで、右へカーブして下る感じ。
小さな標識がある地点、少し注意が必要。



[関連ページ]: <NO.096 2005-6-12 鍋割山〜雨山〜檜岳〜秦野峠〜ジダンコ山>
[関連ページ]: <NO.106 2005-11-5 鍋割山〜オガラ沢〜雨山峠〜雨山橋〜山神峠〜蕗平橋〜玄倉>


    
小田急は新松田駅着7時18分。7時20分発のバスは、
無常(無頓着)にも丁度目の前で出発した。
しかし、御殿場線で谷峨駅で追いつける。座れないのであれば、谷峨駅で乗ったほうが交通費も安くなる。
谷峨駅で満員のバスに乗った。
山市場で一人降りたが、満員で降りるのが大変だった。
玄倉では、2,3人が降りた。
今まで車で来ているので、玄倉ゲートまで歩くのは初めてだ。 景色を眺めながら、玄倉ゲートへ向かった。

バス停から35分でゲートに到着。
青崩れトンネル通行止めの大きな看板があった。

←玄倉ゲート
 

ゲートから20分程で、境隧道に到着。
トンネルを抜けて、左に入る登山道を確認する。

←境隧道の入口側。
   トンネルを抜けた所が登山口
   小さな標識がある。


玄倉川を右下に見て、細いトラバース道に入る。
しばらくして、左へ曲がって尾根に乗り、引き返すような形で、トンネルの上を通過した。

しっかりした木の階段と細い岩の多い尾根道を登って行く。
 
最初は、玄倉川側へ進む
 
登山口の小さな標識 「山神峠 1:20」
 
しっかりした階段
 
細い尾根
 


尾根の幅が少し広くなり、植林帯の中の急な登りとなる。
しばらくすると、三椏の群生地となり、三椏の中を登っていく。
春は三椏の花が見事だろう。

←三椏
   登って来た植林帯と三椏の群生を見下ろす。
 

境隧道から40分、樹林帯と三椏群生地の急登を終えると、前方右手に鹿柵が見えてきた。 標高は800m。

←前方右手に鹿柵

ここから右手の鹿柵に沿って進む。

尾根が狭くなり、緩いアップダウンで小ピークを越えて行く。

しばらく行くと、標高835m地点に小さな標識があり、真っ直ぐ進む鹿柵から左側に分かれる薄い踏み跡があった。
境隧道から丁度1時間が経過していた。
鹿柵に沿って、954mピークを経由しても行けるとの事だが、標識に従って、左の巻き道に入った。
 

←左を指す標識
   崩壊ありの記載。
51
 

←薄い踏み跡の巻き道

最初は、本当にこの道かな?と思うほど薄い踏み跡だが、所々にある赤いテープに従って進んだ。
少し行くと、だんだんと踏み跡がはっきりしてきた。

ブナ林が良い雰囲気だった。
 



     左へ分岐してすぐ、気持ちのよい樹林




細いトラバース道となるが、道はそれほど悪くない。
崩壊地もあるが、危険な箇所は無い。

←崩壊地、危険はない。

ほぼ水平な道を進んで行く。
 

←境隧道から67分で、
   山神峠に到着した。

ユーシン方向へは、通行禁止の新しい看板があった。
昨年11月は、ユーシンから、ここまで来る事が出来たが、 ・・・崩壊は更に進んでいるのだろうか?
 

休憩の後、伊勢沢ノ頭へ向かう。
道標に従って、白い樹脂の保護カバーの植林地を
ジグザグと登っていく。

←山神峠のベンチを見下ろす。

 

壊れた百葉箱を過ぎると、前方左手に鹿柵が見えてきた。
この鹿柵に付かず離れず、更にジグザグと登っていく。
踏み跡は明瞭である。

←雰囲気の良い景色となっていく。

ジグザグの登りを終えて、左の鹿柵に沿って進むと、前方に作業用モノレールが現れ、下の方から作業の音が聞こえてきた。
モノレールに沿って、左カーブするような形で登っていく。
下りの場合、真っ直ぐ行きすぎず、右カーブする感じ。
右矢印の小さな標識があった。
 

雰囲気の良い尾根を進み、一般登山道と合流した。

←一般登山道合流点の古い標識。

右(西)へ曲がり伊勢沢ノ頭へ向かう。
樹林帯の中の展望の無いピークまで行った後、そこから引き返して檜岳方面への縦走を開始した。
ゆるやかに下った後、左手の鹿柵に沿って登っていく。
伊勢沢ノ頭が良く見える地点だが、伊勢沢ノ頭にはガスが流れていた。
雰囲気の良い道を進み、苔むした木々が多くなると、檜岳に到着。
苔むした木々に囲まれて展望は無い。
ここから雨山へ向かう道の雰囲気が良い。
 


     檜岳から雨山へ向かう登山道
     静かで良い雰囲気だ。





雨山で休憩した後、雨山峠へ向けて下る。
木の階段がほとんど朽ちている。
こんな道だったけ・・? 
・・・前にここを上った時の事が思い出せない。

←雨山峠へ向けて下る。
 
12時50分に雨山峠へ到着。
寄への下りに入った。
 

いきなり沢の中を下っていく。
荒天気時通行注意の標識が、なるほど・・とうなずける。


コシバ沢を越えて、何回も沢を渡って下っていく。
ワイルドで楽しい道だ。
 

雨山峠から1時間20分ほどで登山口に到着。
森林整備の看板が沢山ある。
周遊コースも整備されているようだ。

←寄大橋に到着。
   なんと桜が咲いていた。
   10月桜と言うそうだ・・・

車道を歩き、寄のバス停へ。
近くの酒屋でビールを買い、ゆったりとした気分で、
ビールを飲みながらバスを待った。
山神峠への初めてのルートを歩けた事と、檜岳から雨山への静かな山行に、満足の一日だった。
 

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