2006年へ戻る    「丹沢・道志」へ戻る

玄倉〜ユーシン〜檜洞沢〜ユーシン沢出合〜金山谷ノ頭〜金山谷乗越〜
〜檜洞沢〜経角沢〜中ノ沢乗越〜新山沢出合〜仲ノ沢経路〜玄倉

<2006年 7月 15日(土)  NO.134>
玄倉ゲート : 06:45 (  420m) 駐車
同角沢出合 : 07:42/07:50 林道から河原へ
ユーシンロッジ : 08:17 (  730m)
L字道標 : 08:45
魚止ノ滝 : 09:00 左上へ高巻く
ユーシン沢出合 : 09:13/09:25 (  850m)
1,000m地点 : 09:53/10:15 (1,000m)
小ピーク : 10:30 (1,100m)
1,280mピーク : 11:00 (1,280m)
1,338mピーク : 11:17 (1,338m)
金山谷ノ頭 : 11:39/12:05 (1,360m)
金山谷乗越 : 12:11 (1,300m) 檜洞沢を下る
経角沢出合 : 12:40 (1,150m) 経角沢を上がる
中ノ沢乗越取付点   : 13:15/13:25 (1,250m)
中ノ沢乗越 : 13:36 (1,300m) 小川谷を下る
新山沢出合 : 14:50/14:58 (  850m)
仲ノ沢経路入口 : 15:39 (  600m)
立間大橋 : 16:18
玄倉ゲート : 16:30 (  420m)
  [行動時間] : 9時間45分 [単独]        [車]


魚止ノ滝


梅雨時の貴重な好天、かねてから計画していた金山谷ノ頭へ登った。
玄倉ゲートに車を停めて、西丹沢県民の森へ下る周回コース。
2005年の同角ノ頭・檜洞沢・石棚山コース(関連ページ NO.093)以来、2回目の周回だった。
ユーシンロッジからユーシン沢出合までは、登山道が崩壊したところもあったが、踏跡は明瞭。
檜洞沢に降りた後も赤ペンキの矢印があり、迷うことなく進めた。
ユーシン沢出合からの登山道は、踏跡明瞭でヤブ無しの良いコースだった。
中ノ沢乗越からの小川谷下り、仲ノ沢経路は、関連ページ NO.132を参照ください。



[関連ページ]: <NO.132 2006-06-04 仲ノ沢経路〜小川谷遡行〜中ノ沢乗越〜檜洞丸>
[関連ページ]: <NO.093 2005-05-22 玄倉〜大石山〜同角ノ頭〜檜洞丸〜石棚山〜西丹沢県民の森>


    
さすがに3連休初日。
玄倉ゲート前には10台ほどの車が停まっていた。
6時45分にゲートを越えて、林道を歩き出す。
 
←青崩トンネルを振り返る。

青崩トンネルの中央あたり、真っ暗になったところで、
いきなり、鈴の音が聞こえた。
ここまで前後に人の気配はなかったので、突然の音に驚いた。
たぶん前方に先行する人がいるのに違いないと、自分に言い聞かせて進む。
しかし、トンネルを抜けても前方に人影は無い。
今の鈴の音は何だったのか・・・と思ったところで、前方にチラリと先行する人を発見した。
この時、前方に人影が見えなかったら、永遠の疑問となり、このトンネルを通る度にビビルところだった。
 
玄倉ダムから3本のトンネルを過ぎ、少し行くと、林道が大きく右へ曲がる。
電柱に「16」の番号があり、同角沢出合の文字がある。
この電柱の右脇から川原へ降りる事が出来る。

←同角沢出合
   目印の電柱。
 

←同角沢出合
 
出発から1時間30分でユーシンロッジに到着。

←トイレの左側から右へ入る。

道なりに少し左へ回り込んでいくと、明治薬科大学、薬用植物調査研究所の小屋が左手に見えてきた。

「金山谷乗越道悪し、登山ご用心」
の標識があった。
 
少し進むと、一段下がったところに古い涸れた堰堤があった。
そこにケルンと木札があり、正面の急坂を指していた。

左方向にも明瞭な道があるが、発電施設へ向かっているようである。

←ケルンと木札に従い、
   正面の急坂を登った。
 
急坂を登ると、正面に苔むした水道管が見えて来た。
登山道は、この水道管に沿うように左へ続く。

しばらくして左手下に発電所施設が見えた後、
登山道は、谷沿いの細い道となった。

明瞭な道だが、崩壊地が数箇所あり、
高巻いたりしながら越えていく。
 
ユーシンロッジから約30分で、沢への下降点に到着。

←下降点の赤ペンキと標識。
 
更に10mほど登山道を進むと、L字の道標があった。

ここで河原へ下降するが、L字の道標に従って、更に右の登山道を進んでみた。
登山道は、崩壊地を避けるように、高巻いていく。
これ以上進むと河原に降りるのが難儀と思い、途中で無理やり河原へ降りた。

やはり、L字の道標の所で河原へ降りるのが正解だった。
 
河原に降りて、檜洞沢を上がっていく。
岩に赤ペンキがあり、さほどの問題なく進んでいけた。
 
ユーシンロッジから45分で、魚止ノ滝へ到着した。

←魚止ノ滝

滝の左側に細いロープが見えるが、これは使わず、左の急坂を登った。
 
←滝の左手の急坂
 赤テープ等目印が賑やか。

急な坂を登っていくと、途中から右方向へ誘導するような赤テープと、真直ぐ上を指す赤ペンキの矢印があった。
どちらへ行くか少し迷ったが、最上部の窓のような明るい空間目指して、真直ぐ上へ登っていった。
 

←鞍部に登りついて向こう側を見る。

ザレの下に、檜洞沢の流れが見える。
ここから右側へ行き、尾根の頂上部から下るルートもあるようだが、このザレを直接下る事とした。
木の枝を越えて、ロープを掴むまでが危なげだが、ロープを掴んでしまえば、後は快調にすべり降りる事が出来た。
逆方向の場合は、最後に木の枝に這い上がるのが大変そうだ。
 
←下ったザレを振り返る。

魚止ノ滝手前から13分で、ユーシン沢出合に降りた。
 
檜洞沢の上流側
 
ユーシン沢の上流側
 
←ユーシン沢の右岸(左手)に、
 赤ペンキの目印があった。
 

←登山道入口

沢山の目印がある。
ヤブ無し。踏跡明瞭。

ジグザグと、急坂を登る。
 
6分程で、尾根に乗った。

これまでの道と違い、危険も迷う事も無い道だが、きつい坂が続く。
標高1100mあたりの小ピークで休憩と思っていたが、とても続かない。
登山道に入って約30分、標高1000mになったところで、たまらず休憩した。

標高1100mの小ピークから細い尾根を少し下った後、又、急登となる。
倒木が多くなり、避けながら登っていく。
 

←1280mピーク

眺望なし。
赤黄テープがあり、木の幹に赤ペンキで、1280mと書いてあった。
 
1338mピークも眺望の無い暗いピーク。
方向を少し左へ変えた後、鞍部へ少し下る。
木々の間から同角ノ頭が見える。

←金山谷ノ頭に到着。

ユーシンロッジから3時間20分。
金山谷ノ頭に到着した。
三角形の狭いピーク。
赤黄テープがあるが、山頂を示す標識等は無い。
ビールを取り出して、一人乾杯。
休憩中に少し雲行きが怪しくなってきた。
 
金山谷ノ頭から右方向(北側)へ下る。
5分程で崩壊地の一般登山道が見えた。

←通せんぼのロープを超えて、
 一般登山道へ向けて下る。

  ↓通行禁止の看板

 

←金山谷乗越

ここからのルート、同角ノ頭からユーシン、
それとも東沢へ出るか・・・と考えたが、
雲行きも怪しいので、小川谷を下る事とした。
檜洞丸は黒い雲の中であり、檜洞沢を下り、
経角沢から中ノ沢乗越へ向かう事とした。
正面の沢(檜洞沢)を下る
 
このルートは2度目であり、周りの濃い緑の景色を眺めながら、余裕で下った。

←経角沢出合から檜洞沢上流側
 
右手、檜洞沢上流側
左手、経角沢上流側
 
経角沢に入りしばらくすると、
谷が狭くなり、良い雰囲気となる。
 
緑につつまれた景色。
天気が回復して、太陽の陽射しと緑が美しい。
 
中ノ沢乗越への取り付き点近くで、
まわりの景色を楽しみながら休憩した。
 
←中ノ沢乗越

一般登山道と交差して、正面へ下る。
 
小川谷を下り、テシロ沢出合あたりで、雨が降って来た。
ここ数日、天気が不安定で毎日雷雨がある。
覚悟はしていたので、よく持ってくれたの感。

ボタボタと大粒の雨が降ってきたが、下るにつれて、雨は止んだ。
下る事で、雨雲から逃れた感じだった。

←雨に濡れた自然堰堤。
  (振り返った写真)


浮石,濡れた石に注意して下った。
 
長ザレ沢と合流してしばらく後、右手の段丘に上がった。
ここも苔むした緑が美しい。
雨は止んでいるが、雷鳴が轟いていた。
 
←新山沢出合に到着。
 小川谷上流側

デッチ沢から仲ノ沢経路で西丹沢県民の森へ。
林道を立間大橋に向かい、車を停めた玄倉ゲートへ戻った。

2回目の周回が完成。
ユーシンから金山谷ノ頭へ登れた事に満足。
きつかったが、充実した山行だった。

このページのトップへ           2006年へ戻る           「丹沢・道志」へ戻る