2006年へ戻る    「丹沢・道志」へ戻る

県民の森〜仲ノ沢経路〜小川谷遡行〜中ノ沢乗越〜檜洞丸〜
〜テシロノ頭〜新山沢尾根下り〜仲ノ沢経路〜県民の森

<2006年 6月 4日(日)>  NO.132
県民の森 : 05:10 (  600m) 駐車
取り付き : 05:15 林道から右下へ
仲ノ沢 : 05:25 倒木、巻き道あり
デッチ沢 : 05:55 すぐ先崩壊地
新山沢出合 : 06:21/06:35
長ザレ沢 : 06:50 右から合流
大岩 : 07:00
左から沢 : 07:05 右へ行く
テシロ沢 : 07:13 右へ行く
自然の堰堤 : 07:19 茶色の岩を正面突破
Y分岐 : 07:34 (1,200m) 右へ行く
Y分岐 : 07:44 (1,240m) 左へ行く(木札あり)
中ノ沢乗越 : 07:50/08:06 (1,320m)
檜洞丸 : 09:13/09:25 (1,600m)
ツツジ新道分岐 : 09:13/09:25 少し下って、戻った
同角ノ頭分岐 : 09:33 (1,440m)
テシロノ頭 : 09:44 (1,465m) ピークから下った道標部
休憩場 : 09:52/09:57 (1,445m)
分岐点 : 10:03 (1,370m) 下って、右折の道標部
新山沢出合 : 11:04/11:25 (  870m)
デッチ沢 : 11:37
仲ノ沢 : 12:07
県民の森 : 12:20 (  600m) 駐車場に戻る
[行動時間]  : 7時間10分 [単独]        [車]


雲海と富士山(檜洞丸山頂手前から)


県民の森から、初めて仲ノ沢経路へ入った。
新山沢出合から、小川谷を遡行して、中ノ沢乗越へ。
檜洞丸でシロヤシオ,ツツジを見た後、テシロノ頭の先から、新山沢南尾根を下降した。
仲ノ沢経路は、一部崩壊しているものの、踏跡は明瞭。
小川谷遡行も危険な箇所や、迷うようなところは無かった。
新山沢南尾根の下降は、急坂,浮き石,岩ゴロの悪路でテープも少ない。
コースが良く判らないまま、とにかく下降した。
仲ノ沢なのか中ノ沢なのか? 又、小川谷の終点が何故、中ノ沢乗越なのか?
良く判らないが、地図とおりの表記をする。
尚、本コースは、「丹沢登山&丹沢写真館」さんのHPを参考にさせていただきました。



[関連ページ] <NO.134 2006-7-15 玄倉〜金山谷ノ頭〜檜洞沢〜経角沢〜中ノ沢乗越〜小川谷〜仲ノ沢経路>
[関連ページ] <NO.094 2005-5-28 ツツジ新道〜檜洞丸〜犬越路〜大室山>


     .jpg
3時30分に自宅を出発して、西丹沢県民の森へ。
駐車場には、車が2台とテントが一張り。
駐車場から林道の奥に向かい、約5分で取り付きに到着した。

←テープに案内あり。
   右下へ下って行く。
 


←穏やかな登り勾配を行く。

踏跡は明瞭。
道が細くなっている部分があるが、危険な箇所は無い。
入口から15分で仲ノ沢。
倒木で巻き道はふさがれている。
白い標識があり、「迂回路」の指示。
案内に従い、右手の坂を登る。
迂回路の終了点(反対側)にも、同じ白い標識があった。
 


何度か沢を越えて、仲ノ沢から約20分で、812m峰の鞍部に出る。
右方向へ812m峰に向かう踏み跡があった。
ここは、直進する。

812m峰の鞍部から約10分で、デッチ沢に到着した。
急に目の前が開けてケルンがあった。

←デッチ沢のケルン

ケルンの左手奥に案内板があるハズだが、・・
・・見えない。
正面の木に赤テープが見える。
 

←朝は気が付かなかったが、
 帰りに倒れた案内板を発見した。

下の写真の通せんぼロープの近くにあった。
ここは、右へ少し下りぎみに行く。
ケルンの正面に見えた赤テープは、右へのルートの案内だった。
 

←通せんぼのロープ。
   真っ直ぐ行くと、崩壊地。

真っ直ぐ行って、崩壊地の上を高巻くルートもあるようだが、ロープの前から右へ行った。
 
ロープのところから少し下りぎみに右へ行くと、崩壊地の最下部に出る。
沢状の崩壊地を登っていくと、左の写真のとなる。
どこが崩壊の核心部かわからず、ザレた坂を左へ上がってしまった。
上がったところで、崩壊地の手前に出てしまった事に気付き、ロープを使って、右側へトラバ−スした。

←正解は、左の写真の右側のザレを登っていけば、
   固定されたロープがあり、
   右上側に上がれる。

ザレて足場は悪いが、高度感は無く、それほどの問題は無かった。
 


←崩壊地の上に上がって、振り返った写真。

写真の奥が、通せんぼロープから真っ直ぐ来たところ。
上へ高巻くルートもあり、ロープがあった。
 

崩壊地から、左へ回り込んですぐに、東沢出合への目印のテープがあった。

←右へ下ると、東沢出合
   下ると、木々が気持ちの良い段丘があり、
   古い堰堤が見えた。
 

登山道に戻り、しばらく行くと、欅平。
木々の中を抜けて、河原に出たところが、新山沢出合だった。

←小川谷の上流側
 


休憩後、右岸(左手)の段丘に上がる。
苔むした岩が独特の雰囲気。
5分程この景色が続いた後、河原へ下りた。
岩ゴロの河原は、どこでも歩けるが、浮石に注意しながら進んだ。
 


新山沢出合を出発して10分、右側から長ザレ沢が合流する。
更に10分で、大岩に到着した。

←大岩
   右側の河原を歩けるが、
   あえて、岩の間を通過した。
 


大岩から5分後、左手から沢が合流。
地図に名前は無い。
左側からの水量が多く、向かう右側の小川谷は、涸れ沢となる。

←左が無名の沢,右が小川谷
 


大岩から13分で、左手からテシロ沢が合流した。

←左がテシロ沢,右が小川谷
 


←テシロ沢から6分程で、
 茶色の岩の自然堰堤
 何故、ここだけ茶色ぽいのか?

ルートはいろいろとれそうだが、
正面から突破。
 


←自然堰堤の先は、右側が大きく崩壊していた。

この先、二つの沢が合流してくる。
一つ目(1200m地点)は、右へ行く。
二つ目(1240m地点)は、左へ行く。
 


←二つ目(1240m地点)のY分岐左側。

両側から緑が迫り、終点が近い事をうかがわせる。
入口の木に、小さな「↑乗越」の標識があった。
 


←小川谷の終了点。

前方に見える稜線が一般登山道。
出発から2時間40分。
中ノ沢乗越へ到着した。
 


檜洞丸へ向かう途中、
石棚山分岐先のブナの木
 
いつ来ても良い雰囲気の木道。
 


檜洞丸山頂
山頂には、10名ほどの登山者がいた。
 


大室山方面の雲海
 
下山は、石棚山方面へ向かうが、すこし、つつじ新道を下ってみた。
やはり、今年のシロヤシオは、花が少ない。

登山者が、次から次へと登ってきて、木道でのすれ違いに難儀する。
花の様子を見て、石棚山分岐へ戻った。

石棚山への道へ入ると、突然人が少なくなる。
つつじ新道を登り、下りに使う人が多いのか?

←ブナ林の良い雰囲気の登山道。
 
テシロノ頭の標識を過ぎ、ベンチのある休憩場を越えた後、大きく下ったところに、分岐となる標識があった。

←ここを左に入る。

左ななめ前方に向かい、
鹿柵の右側を入っていく。
 


   テープは全くないが、
←目印の大木を発見した。

大木の向こう側、下方向に赤テープを発見し、間違いないと下降を開始した。
 
浮き石だらけ。
つかまる木は、しっかりした木は少なく、ボキッと折れる。
折れない事を確認して体重をかける。

大石を通過した後、尾根はザレの左右に分かれる。
テープを探したが、全く無い。
意を決して右側を下った。
結果として間違ってなかったが、以後、準備してきた「丹沢登山&丹沢写真館」さんの資料と一致しなくなる。
左手のザレ(この時は、新山沢と思っていた)を下れば、間違いなく下りられると思い。
ザレに沿い、時々、ザレに降りて下った。
 


←ザレの上方を見る。

しばらく下ると、ザレの向こうの杉林に続く、薄い踏み跡らしきものを発見。
ザレを渡り、左手の杉林に入った。
ザレも下れたが、落石を嫌い、杉林を選択した。
 
途中から、少し踏み跡らしきものがあり、テープも増えてきたが、到底、まともな道では無い。
落ちた枝に足を引っ掛けながら歩いていく。
 
だんだんと沢音が大きくなり、下降開始から1時間で新山沢出合に到着した。

←新山沢側を振り返る。

休憩の後、朝来た道を戻り、1時間で車を停めた県民の森に到着した。

このページのトップへ           2006年へ戻る           「丹沢・道志」へ戻る