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初狩〜殿平〜鞍吾山〜東稜〜滝子山〜浜立山〜道証地蔵〜笹子
<2006年 2月 25日(土)>  NO.121
初狩駅 : 07:30 (  465m)
藤沢子神社 : 07:50 ここから登山道
殿平 : 08:25/08:33 (  812m)
鞍吾山 : 09:32/09:37 (1,047m)
鉄塔 : 10:05/10:23 (1,057m)
1250mピーク   : 10:51 (1,250m)
御正人ノタル : 10:55 (1,230m)
滝子山 : 12:20/12:40 (1,620m)
南稜分岐 : 12:53 (1,565m)
浜立山 : 13:10 (1,452m)
1200m分岐 : 13:46 (1,200m)
登山道合流 : 13:46 (  915m)
道証地蔵 : 14:18 (  820m)
笹子駅 : 15:18 (  602m)
[行動時間] : 7時間48分 [単独]      [電車]


白く輝く滝子山(1,057m 鉄塔から)


殿平、鞍吾山を経由して、東稜から滝子山へ。
下りは、浜立山から道証地蔵の手前へ下りるコースを計画した。
中央線から見える山並みは、美しい雪景色だった。
前日の雪が融けてガスが湧き上がっていた。
東稜から滝子山へのコースは、かなりきつかった。
岩場を越える1ケ所が難関。



[関連ページ]:<NO.083 2005-2-5 初狩〜檜平〜滝子山>
[関連ページ]:<NO.110 2005-11-23 笹子〜寂ショウ尾根〜滝子山>


    
初狩で下車して藤沢の町へ入る。
挨拶街道の標識とおり、二人の地元の人とすれ違って挨拶する。
下からガスが湧きあがっているが、滝子山の山頂は真っ白に輝いていて美しい。

←挨拶街道から滝子山
 

藤沢子神社の左手から登山道に入る。
すぐに、雪道となった。 木々が真っ白で美しい。
ジグザグの後、回りこむ感じで登っていく。
アンテナ部分で南側が開けるが、ガスで視界なし。
雪がたっぷり着いた木々の中を登っていく。

←殿平へ向う登山道
 

←殿平、三角点はあったが、
   山名の標識は気がつかなかった。

殿平からすこし下り、鞍吾山へ向かう。
新雪に小動物の足跡が続いている。
キャンプ場への道を左に別けて更に進む。
右巻き道のようなところは、稜線を忠実に登っていく。
 

←空を仰ぐ

途中から木々についた雪がとけだして、雨のように降ってきた。

更に進んで、鞍吾山手前の急登。
右上方の尾根が交わると思われるところを目指して登る。

両手で木々をつかまりながらの急登だった。
 

←登りきったところ(最高点)から少し右へ行き、
   「クラゴ山」の標識を確認。

展望も何も無い山頂だった。
最高点に戻り、西側へ下っていく。
少し岩場を下った後は、ゆるいアップダウンを繰り返す。
鉄塔の手前は、少し二重稜線のようになっている。
木々に隠れて、鉄塔がなかなか見えてこない。
 

視界が開けて鉄塔のある広場に到着。
下からガスが湧きあがり流れていく。

←滝子山の山頂周辺の稜線が白く輝いて美しい。

鉄塔にて休憩。
ここも、鉄塔,電線から水がポトポト落ちてくる。
休憩中に、突然、猪のなきごえ。
20mほど下方向に、4頭の猪がいた。
親子連れのようである。
こちらに来るなよな・・・と思っていたら、
下の方へ向かい姿を消した。
 

しばらく平坦な登りの後、尾根が狭くなって急登となる。
木につかまりながら登り、1250mピークに到着。
一息いれて下りに入る。 一気に下る急な坂。
途中、ロープが何箇所かあり、助けられる。
下ったところが、御正人のタル。
両側がザックりえぐられている。
右下から沢音が聞こえ、雪の中に水の流れが確認できた。

←御正人ノタルを振り返る
 

急な坂を登りかえす。
木々をてがかりに、折れないのを確かめながら登っていく。
慎重にいく必要があるが、未だ、それほど危険ではない。

←岩稜地帯へ入った。
 

登り返すと少し平坦になる・・・と書いてあったが、
この登り返しが長くてきつい。
少し平坦になると、岩を避けながら登る感じとなる。 

←1400mでいよいよ前方に大岩が
   立ちはだかった。

少し右方向へ行くと、木にテープもあった。
右下は谷へ深く落ちており、慎重に登る。
途中、短いロープが雪の中に埋まっており助けられた。
 
右側を登りつめたところで、左に若干のスペースがあり、ここに乗ると前方にポッカリ1m位の空間がある岩場が見えた。
丁度、つかまる木の枝もあり。 木に腕を回し、足のひっかかりを探しながら体を引っ張りあげたが、1回目は失敗。
足場がない・・・
ザックを先に上へあげた後、再度チャレンジして、何とか体を持ち上げた。

←最難関の大岩の上へ出るところ

更に急な岩場が続くが、ここからは足がかり,手がかり有り。
しかし、木が多く、通過する時に雪まみれとなった。
ここを下る気にはなれない。
下りで岩場を通過するコースとりは俺には無理だろう。
 
岩場を通過後も急な登りがつづく。
左手の滝子山山頂,右手の大谷ケ丸方面の稜線の木々が白く輝き美しい。
少し広い尾根となり、踏み跡もなくなる。
どこからでも登れるが、どこを登ってもきつい坂である。
左へカーブするかたちで勾配が少しやわらぐ。
更に進んで、1590mピークの道標に到着した。
初狩駅から約5時間。 きつかった。

1620ピークに向かう道、木々から落ちた雪が登山道に敷かれてキラキラ輝いている。
木々は、タップリ雪を着けて傾いている。

←滝子山山頂へ向う
 

1620mピーク。
白い山並み、下からガスが湧き美しい。
ガスの上の富士山が幻想的だった。

←山頂より富士山
 

ビールで一人乾杯。
きつかったが達成感あり、満足。

←標識と第3のビール
 

浜立山へ向けて出発。
最後のピークからの下りは、けっこう急だった。

←南稜尾根との分岐。
   枝でふさがれている方向へ直進する。
 

←下った後に、ゆるやかな三つ目のピークに、
   浜立山の木札があった。

踏み跡明瞭で良い道である。
1450m分岐点は、道なりに左へ折れる感じで問題なし。
ここから少し急な下りとなる。
更に下ると、岩が多くなり、急な下りとなる。
下方からも良く見える大きな岩場の通過が少しやっかい。
しかし、登ってきた東稜とは比べ物にならない。

道は明瞭だが、急な下りがつづく。
 ・・・登りは相当きつそうである。
 

←1200m,右への分岐点

1200m分岐点は、少し注意が必要。
意識していないと、左尾根へ直進しそう。
(直進しても、更に道証地蔵に近い所に出られると思うが)
高度計をチェックし、地形を確認して、ここかな・・・と思ったら、古びた赤テープがあった。
急な下りだが、道ははっきりしている。
時々、古びたテープ・ペンキあり。
雑木林が良い雰囲気である。
 

最後は、はっきりした踏み跡があり、作業道(?)を横切り一般登山道へおりた。
下から振り返ると、10m程は踏み跡なしであるが、作業道(?)を横切った後の踏み跡は明瞭である。

←道証地蔵側から見た、取り付き点
 

道証地蔵から林道へ出て、笹子の駅へ向かう。
振り返ると、降りてきた浜立山からの岩場と尾根がハッキリと見えた。

←滝子山を振り返る

笹子酒造で休憩するか、・・・すこし迷ったが、ビール2本を買って、中央線にそのまま乗った。

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