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<1日目(観光)> | ||||
扇沢 | : | 立山黒部アルペンルート | ||
黒部ダム | : | |||
室堂 | : | みくりが池温泉宿泊 | ||
<2日目> | ||||
室堂 | : | 07:25 | (2,400m) | |
一ノ越 | : | 08:37/08:46 | (2,680m) | |
浄土山分岐 | : | 09:25/09:35 | (2,840m) | 龍王岳手前 |
獅子岳 | : | 11:36 | (2,714m) | |
ザラ峠 | : | 12:39 | (2,348m) | |
五色ヶ原 | : | 13:34 | (2,480m) | 五色ヶ原山荘宿泊 |
[行動時間] | : | 6時間09分 | ||
<3日目> | ||||
五色ヶ原 | : | 06:07 | (2,480m) | |
刈安峠 | : | 08:33 | (1,880m) | |
平ノ小屋 | : | 09:55/10:46 | (1,480m) | 黒部湖の湖畔道へ |
中ノ谷出合 | : | 11:20 | (1,460m) | |
御山谷出合 | : | 13:52/14:09 | (1,460m) | |
ロッジくろよん | : | 14:48 | (1,490m) | |
黒部湖駅 | : | 15:16 | (1,480m) | |
黒部ダム | : | 15:35 | (1,480m) | トロリーバスで扇沢へ |
[行動時間] | : | 9時間28分 | [同行者]:Mさん,Nさん [車・アルペンルート] |
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つがいの雷鳥(ザラ峠へ下る手前の登山道にて) |
何年も前から計画していた、室堂から五色ヶ原を、Mさん,Nさんと3人で歩いた。 今年も梅雨明けが遅い。3日間ともに曇の天気予報。 最悪は、立山黒部アルペンルートの観光のみで終らす事も覚悟して出発した。 残念ながら快晴とはいかなかったが、悪い天気ながら少し幸運にも恵まれ、 室堂の雄大な景色、五色ヶ原のお花畑を楽しむ事が出来た。 五色ヶ原からの下り、平ノ小屋から黒部ダムまでの湖岸の登山道は、アップダウンが多く、 なかなか大変なルートだが、変化があり、面白いコースでもあった。 |
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6時に自宅を出発して、中央高速を松本方面へ向う。 曇の天気予報ながら、空は、まあまあの感じだった。 9時30分、扇沢に到着。立山黒部アルペンルートの最初の乗り物である、トロリーバスに乗った。 ←黒部ダムの地下駅に到着。 展望台への階段を上がり、地上に出てしばらくすると、小雨が降り出した。 しかし、たいした雨では無く、ゆっくりと黒部ダムを見学した。 ケーブルカーで黒部平へ着くと、外は土砂降りの雨。 室堂に到着すると雨は止んでいたが、真っ白な世界だった。ロープウェイからの展望が見えなかったのは残念だが、土砂降りの雨の時間帯に乗り物の中だったのは、少しラッキーだったかもしれない。 |
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黒部ダム 観光放水中 |
真っ白な室堂平 |
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初日は、みくりが池温泉に宿泊。 山小屋と温泉宿をミックスしたような宿。 23時間入浴出来る温泉は、とっても良い湯だった。 6畳間に、岐阜県から来られたご夫婦と同室となり、ビールを飲みながら山の話で時を過ごした。 ←2日目の朝。 みくりが池と右が浄土山、左が雄山。 早朝は雲が多く、どうかな・・と思ったが、 だんだんと雲が取れて、青空が広がった。 よし!行ける。・・と五色ヶ原行きを決定。 晴れてくれた天気に感謝し、一ノ越へ向けて出発した。 |
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立山(大汝山,雄山)方面 |
みくりが池、室堂ターミナル方面 |
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室堂から一ノ越へ向う登山道は、幅の広い、しっかりした道が続いている。 雪渓が数箇所あるが、アイゼンなしで全く問題無く歩けた。 ←雪渓(逆方向の写真) 左の写真には写っていないが、沢山の団体さんが登っていた。 団体さんに挟まれるように、にぎやかに登って行った。 一ノ越までは、登山と言うより、観光の延長の感じだった。 一ノ越から左方向へは、岩の多い急坂が雄山へと向っている。 我々は、右方向の五色ヶ原へ向う。 ここからは、静かな山歩きとなった。 |
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浄土山を眺める、おっさんとNさん |
正面に龍王岳、登山道は右へ巻く |
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下った鞍部は、左方向に大きな雪渓があり、御山谷へと大きく落ち込んでいた。 その向こうに、一ノ越から黒部湖への登山道が見える。 鞍部からは、鬼岳を迂回するように、左方向へ登って行く。 登りきって、右へ方向を変えると、鬼岳を巻くトラバース道となった。 ←鬼岳を巻く、雪渓のトラバース道 雪渓が数箇所あったが、アイゼン無しで行けた。 天気は下り坂、だんだんとガスが多くなってきた。 しかし、ガスが流れて、時々、青空も顔を出す。 前方に獅子岳が見えてくると、お花畑があった。 丁度、青空が広がって、すばらしいお花畑を楽しむ事 が出来た。 |
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前方に獅子岳、木道のお花畑 |
お花畑 |
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獅子岳を越えると、しばらく尾根状の道となった。 そして、登山道がザラ峠へ向けて、少し下りだした所で、雷鳥に出会う事ができた。(トップの写真) ←赤い目の雄の雷鳥 しばらく雷鳥を眺めた後、ザラ峠への急なジグザグを下って行く。 下方のザラ峠と、その向こうの台地に白い雲が流れて行く。 しばらく待ったが、雲が切れる事は無かった。 ここから、五色ヶ原を眺める事が出来なかったのが残念だった。そして、ザラ峠まで下ると、小雨が降り出した。 ザラ峠から、標高差100m程を登ると、平坦な木道となり、五色ヶ原へ入ったのが判った。 しかし、白いガスに包まれて、展望はなかった。 |
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ザラ峠とガスに包まれた五色ヶ原 |
五色ヶ原山荘に到着 |
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五色ヶ原山荘では、6畳間に我々3人で宿泊できた。 男女、30分づつの時間制だが、お風呂にも入る事ができた。 3日目、3時半頃に目がさめて、外に出てみた。 この時は、雨は降っていなかったのだが、4時過ぎ頃から雨となり、しっかりした雨音が聞こえるようになった。 朝食を終えても雨は止まず、しかたなく、雨の中を出発した。 しかし、10分程歩いたテント場あたりで雨は止み、だんだんと山にかかった雲も切れてきた。 なんとも、ラッキーだった。 快晴では無いが、五色ヶ原の景色とお花畑を楽しむ事ができた。 お花畑に囲まれた登山道を歩いて行く。 やがて、五色ヶ原に別れを惜しみながら、下りの道に入った。 |
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お花畑の登山道、左に針ノ木岳 |
五色ヶ原山荘方面を振り返る |
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木道が無くなり、岩が多い、歩き難い道となった。 ←雲海の下に黒部渓谷 左方向に針ノ木岳 約4時間で、平ノ小屋に到着。 ここで、お弁当を広げて、ゆっくり休憩。 小屋番の女性に、きれいな水彩画を見せていただき、自家製のイチゴまでご馳走になった。 ゆっくり休憩した後、黒部湖畔の登山道に入る。 いきなり、船着場に向って、木の階段を下る。そして、木の階段を登る。 アップダウンが多いという情報を、いきなり実感した。 |
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中ノ谷出合から黒部湖を見る |
中ノ谷出合を木橋で渡る |
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木の階段を下ると、ザレ場の向こうに上りの階段 |
原生林の中、ブナの大木 |
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気の抜けない道だが、良く整備されていて、木の階段もしっかりしていた。 平ノ小屋で遊覧船に乗れたら・・とも思ったが、遊覧船では、この楽しみは味わえない。 しかし、雨がやんで陽射しがあったから良かったが、雨の中だと厳しい、うんざりする道だったらろう。 ←ロッジくろよんを過ぎて、 黒部ダムが見えて来た 平ノ小屋から、4時間50分、黒部ダムに到着した。 楽しかった山行の終わりだ。 トロリーバスで扇沢に下ると、意外にも下界は雨が降っていた。 天気が悪いながらも、ほとんど雨具を使う事なく、時々、雄大な景色も見る事ができた。 少し幸運にも恵まれて、すばらしいコースを歩く事ができた。 |