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最乗寺(道了尊)〜明神ヶ岳〜明星ヶ岳〜宮城野(強羅)
<2007年 5月 2日(水)>  NO.164
道了尊バス停 : 09:32 (  380m)
大ゲタ : 09:48 (  400m) 登山道入口
12石仏 : 09:55 (  380m)
明神見晴小屋 : 10:40/10:55 (  680m)
神明水 : 11:20/11:27 (  800m)
明神ヶ岳 : 12:33/13:30 (1,169m)
鞍部 : 14:05 (  913m) 宮城野分岐
明星ヶ岳 : 14:45/14:50 (  924m)
車道 : 15:29 (  545m)
宮城野バス停 : 15:50 (  450m)
強羅駅 : 16:05 (  510m)
  [行動時間] : 6時間33分 [同行者]:Mさん        [電車・バス]

GWの旅行、Mさんのリクエストは、「温泉」+「箱根湿性花園」。
これに、明神ヶ岳と明星ヶ岳を加えて、「山」「温泉」「花」のコースを計画した。
初日は、コロコロと変わる複雑な天気予報だったが、なんとか好天に恵まれた。
明神ヶ岳から外輪山の気持ちの良い尾根を明星ヶ岳へ歩く事ができた。


[関連ページ]:
<NO.189 2008-5-4 金時神社〜金時山〜長尾山〜乙女峠〜乙女口>



 

 
今日は、町田からロマンスカー。
初めての先頭車両。子供のように少しワクワク。 2ヶ月前に予約したのだが、予約が取れたのは2列目だった。

時々雨が降り、正面のガラスに水滴。 かみさんは、ワイパーが無いんだ・・と新たな発見をしていた。
丹沢の山々には雲がかかっている。しかし、空には少しだけ青空も、天気予報が二転三転したのが納得出来る、複雑な天気だ。
お世話になっている、秦野駅,渋沢駅,新松田駅を通過して、小田原駅に到着。 大雄山線に乗り換えた。
改札の正面に、由来を書いた看板があった。 大雄山線は、最乗寺への参拝を目的として1925年に開通したとの事。
小田原駅を出発すると、住宅の軒先を走って行く。 ローカルな雰囲気の鉄道で大雄山駅へ向かった。
大雄山線 小田原駅

←大雄山駅前の金太郎さん

ここは、南足柄。 やはり「足柄山の金太郎・・」の世界だ。
大雄山駅からバスで、最乗寺(道了尊)へ向かう。
バスの乗客は、我々以外に6人程度、未だ朝早い為か、連休にしては静かな雰囲気だった。
バスは街中を抜けて、すぐに大木の森の中に入った。
10分程でバスは終点の最乗寺(道了尊)に到着。
身支度の後、9時30分に明神ヶ岳に向けて出発した。

正面に階段の参道。 その右側は車道。
左側には、橋を渡っていく参道があった。
我々は、左側の参道に入り、緑につつまれた最乗寺の参道を進んだ。
大雄山駅の金太郎さん
左側の参道、橋を渡っていく。
 
最乗寺の境内(大ゲタから右へ入った所)
 

入口から数分で分岐があり、右へ曲がって橋を渡った。
ここには、道標が無い。
橋を渡った後、左へ曲がって川に沿って進むと、前方に赤い大ゲタが見えてきた。
大ゲタの所から、右へ行くと最乗寺の境内。 左へ行くと、橋を渡って明神ヶ岳の登山道となる。(道標あり)
先ずは右へ曲がって、最乗寺の境内に入りお参り。
大ゲタに戻って、明神ヶ岳の登山道に入った。
(出発点で、正面階段の参道を進み、最乗寺の境内から左へ出て、大ゲタへ向かった方が判り易いかもしれない。 尚、この大ゲタは初代のゲタで、もっと大きい二代目のゲタが最乗寺の境内にあるそうだ。)
 
幅の広い登山道
 
12石仏
 

橋を渡った先から急坂が始まる。ジグ・ザグと登って行く。
すぐに尾根に乗り、平坦な広い道となった。
大ゲタから7分で、登山道の右脇に12石仏があった。

やがて登山道は、植林帯の中の掘割のような道となった。
林道を2回越えて、大ゲタから50分程で、明神見晴小屋に到着した。

←明神見晴小屋

霞んではいたが、眼下に町並みが見える。 雲が多いものの、天気は良い方向に向かっているようだ。
 

休憩の後、明神見晴小屋を出発。
植林帯の中の道がしばらく続いた後、左手に視界が開けて、のびやかな広い道となった。

ピンクの花が咲いたような木があり、何かと思って良くみると、ホオノキの芽吹きだった。

見晴小屋から25分で、神明水に到着。
ここから、左手に視界が開けた急坂を少し登ると、幅の広い防火帯のような道となった。
やがて、古いリフトの鉄塔が見えて来た。 昔は観光用のリフトがあったのかな?と思ったが、帰宅後に確認すると、かつて計画されて中止となった登山リフトとの事だ。
 
ピンク色の花のような物は何かと思ったら→
 
ホオノキの芽吹きでした
 

明るくて幅の広い、防火帯のような登山道が続いた後、
又、掘割のような道となった。

静かな登山道に、鳥たちの鳴き声が心地良い。
ここまで、誰とも出会ってなかったが、初めて、一人のハイカーとすれ違った。
 

やがて道は少し左側へ方向を変えて、枯れた沢を越えて行く。
新緑の景色が芽吹きの景色に変わり、雰囲気の良い木々の中を進む。
 

どこか頂上か判らないなだらかな稜線が正面に見えて、左手に広々とした景色が広がった。

←小田原方面

カスミがかかり不明瞭だった海が、時とともに、だんだんとハッキリ見えるようになった。
気持ちの良い広々とした景色の後、明星ヶ岳へ向かう道との分岐点。
右へ曲がって、前方が明るくなった坂を一登りで、明神ヶ岳に到着した。
少し霞んではいたが、箱根の山々の景色が広がっていた。
風が強かったので、山頂から少し北側に行ったところで休憩した。
 
明神ヶ岳山頂
 
明神ヶ岳山頂から
 

ゆっくりと休憩した後、明星ヶ岳へ向かう。
明るい、気持ちの良い外輪山の尾根道が続く。
 

少し急な坂を下って、分岐がある鞍部へ到着。
右へ曲がると、宮城野への近道だが、明星ヶ岳へ向って直進した。
ここから、又、緩いアップダウンの気持ちの良い尾根道となった。

←明星ヶ岳と気持ちの良い尾根道
 

明神ヶ岳から1時間15分、明星ヶ岳へ到着した

←右手が宮城野への下山道。
   写真の正面奥が明星ヶ岳山頂

宮城野への分岐道標を過ぎると、ほとんど平坦な道が続く。
平坦で、どこが山頂か判らない。
ピークを少し過ぎたかな?と思った所に、山頂の標識があった。
 
宮城野への分岐へ戻り、下山を開始した。
両側がシノダケ(?)の登山道を下って行く。

途中、大文字が見える地点があると思っていたのだが、その場所はシノダケが刈り取られた、まさに「大」の文字の部分だった。 目で追うと、なるほど「大」の字だと判ったが、大きすぎて文字の全体イメージが判り難い。

下山開始から40分程で、車道に出た。
車道へ出て、右方向を宮城野へ向かった。

宮城野のバス停から、すぐに強羅と思っていたが・・・
ここから強羅駅への登り、予期していなかったが故に、
きつかった。
 


強羅駅へ向かう道から、明星ヶ岳の「大文字」。
坂道をなんとか登りきり、今日のお宿、強羅に到着した。
期待していた以上の好天気となり、良い山行を楽しむ事が出来た。
 

[観光編]: 強羅〜大涌谷〜桃源台


翌日も良い天気。
強羅駅から箱根登山ケーブルカーで早雲山駅へ。
ロープウェイに乗り継ぎ、大涌谷へ。

←大涌谷駅へ到着する手前。
   眼下に雄大な景色が広がった。
   温泉の井戸が見えた。

大涌谷で、お決まりの「黒たまご」を食べた後、バスで桃源台へ向かった。
(ここから先のロープウェイは、リニューアル工事中だった。)
 
大涌谷 名物 黒たまご(この池で卵をゆでます)

[観光編]: 箱根湿性花園〜箱根登山鉄道で帰路へ


 

 

 

 

 

 

箱根湿性花園。
広い園内に沢山の花々。
かみさんは、大喜び。
あまり知識の無い私にも楽しむ事が出来た。

又、違う季節に訪れてみたい。
次は、金時山とセットか・・と次の山行にも思いをはせる。

箱根登山鉄道で帰路につく。
「山」と「温泉」と「花」の良い旅となった。
 

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