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地蔵尾根〜蛭ヶ岳〜金山谷乗越〜檜洞沢源頭〜中ノ沢乗越〜檜洞丸〜源蔵尾根
<2006年 3月 21日(火)>  NO.124
日陰沢橋 : 06:45 (  550m) ゲート前に縦列駐車
広河原 : 07:26 (  700m)
取り付き : 07:44
アセビ平 : 08:09 (  930m)
剣の刃渡り : 08:41 (1,135m)
地蔵平 : 09:20/09:35 (1,370m)
蛭ヶ岳 : 10:30/10:47 (1,673m)
臼ヶ岳 : 11:46/12:05 (1,460m)
金山谷乗越 : 12:51 (1,289m) 檜洞沢を下る
経角沢出合 : 13:20 (1,150m) 経角沢を上る
取付き点 : 13:49/14:07 (1,280m)
中ノ沢乗越 : 14:15 (1,320m)
檜洞丸 : 15:00/15:09 (1,600m)
源蔵尾根分岐 : 15:37/15:44 (1,290m)
広河原 : 16:45 (  700m)
日陰沢橋 : 17:35 (  550m)
[行動時間] : 10時間50分 [単独]      [車]

神ノ川林道 日陰沢橋から、「地蔵尾根」経由で蛭ヶ岳を計画したが、更に、「檜洞丸源頭部」,「源蔵尾根」の下りを加えて、盛りだくさんのロングコースとなった。
「地蔵尾根」は、取り付きからの最初が急坂で、四つんばいになって登るところもあるが、その後は、問題となるような所は無かった。

[関連ページ]: <NO.133 2006-6-10 日陰沢橋(神ノ川)〜広河原〜檜洞丸(北尾根)へ>

    
6時40分、神ノ川林道の日陰沢橋ゲートに到着。
3台の車が縦列駐車していた。
身支度の後、ゲートを越えて林道を進む。

←日陰沢橋ゲート前に駐車
 


←林道途中、トンネル手前にある、孫右衛門ノ滝
 
初めての広河原。

←手作り案内板を見た後、道標部分から下へ降りる。

白い石がゴロゴロした河原を右手へ進んでいくと、赤テープがあり、そこで一旦段丘へ上がった。
更に進んで左岸(右側)を行くと、対岸に赤テープと鍋のようなものが木に縛ってあるのが見えたが、かまわず右側を進んだ。
 

行けるところまで左岸(右側)を行く。

←写真の左側が取り付き点。
 



←左手に壊れた看板とロープを確認。

ロープが無いと登れないような急な取り付きだった。
ロープを使い、少し左へ登っていくと、沢山のロープが目に入ってきた。
右側への、ミカゲ沢へ向かうルートにもロープがあった。
左方向へロープに助けられながら登っていく。
 


←胸突八丁目

急坂を登り、胸突八丁目の標識を見たら、更にもう一登りで、平なアセビ平へ到着。 
左へ方向を変えて、少し平坦になった尾根を行く。
 


更に行くと、尾根が痩せてくる。
赤テープに導かれて、左側の巻き道へ入る。
道が無くなったところで、右上側にロープがあり、折り返してやせた尾根に乗ると、おもちゃの剣があった。

←剣の刃渡り
 


←カニの横ばい

細い尾根を、カニの横ばい,吹上屏風と越えて行くが、さほど危険なところは無い。
第5峰(1159m)を越えてしばらく行くと、急なのぼりとなり、上がったところに「くわ」があった。
少し左へ方向を変えるかたちで、更に急なのぼり。
タコの松を見ると、すぐ先が地蔵平である。
ここから下る場合、左方向へ行き過ぎないように注意要。
 

←地蔵平に到着。

駐車場から2時間30分。
思ったより早く到着。
ビールを取り出し、一人乾杯。
念願の地蔵尾根を登れた事に満足。
 

蛭ヶ岳への道、雪はまったく無いが、北側の登山道は凍結していた。

←誰もいない静かな蛭ヶ岳山頂。

雲は無いが、富士山はかすんでいた。
休憩の後、臼ヶ岳へ向かった。
 

臼ヶ岳へ到着。

休憩場を通過して、下降点を偵察したが、下降点を示すテープは無かった。
広い山頂。ブナの木が美しい。

←臼ヶ岳より蛭ケ岳
 

←金山谷乗越に到着し、木道から下りて、
   振り返った写真。

水場を示す標識は無い。
後で気が付いたが、倒れた木の幹に「⇒沢」と赤ペンキで書いてあった。
s-okさんのテキストと高度計を確認して、「檜洞沢」への下降を開始した。
 

最初は、水の無い檜洞沢を下って行く。
 

←10分ほどで、右側から沢が合流。
   なるほど、テントが張れそうな平坦地がある。

更に6分ほど進むと、水が湧き出していた。
 

右手から合流する支流を過ぎて、下降開始から30分程で、経角沢が右手から合流する広い河原に到着。

←経角沢出合(経角沢上流側)
   ここから、経角沢を上る。
 

10分ほどで二俣。
赤ペンキの表示は見当たらない。
左の本流を進んでいく。

沢が右へ大きく曲がると、川幅が狭まり、
良い感じとなってきた。

←経角沢を上って行く
 

小滝の後、両側に苔がふえてくる。
特に左側は、山の斜面まで苔むした石が続いている。

←右岸の苔むした岩
 
経角沢出合から30分程で、左手に赤・黄テープがあり、ここが中ノ沢乗越への分岐点と判断。

ここで、本日2本目のビールを取り出し、沢の景色を眺めながら一人乾杯した。

←中ノ沢乗越取り付き点付近
 

経角沢源頭部を更に上がる事も出来そうだが、今日は、中ノ沢乗越へ上がった。

←中ノ沢乗越を下から仰ぐ
 
一般登山道へ出て、檜洞丸へ向かう。
疲れてきたか、さすがに登りがきつい。

檜洞丸には誰もいない。
少し休憩して下山にかかる。

←檜洞丸山頂
 
源蔵尾根分岐を一旦通り越して金山谷乗越まで行き、檜洞丸源頭部からの一周を完成させた。
少し戻り、源蔵尾根から下りに入る。

←源蔵尾根への分岐
 

いきなり、右側が崩れた細い尾根となる。
慎重に下っていく。

←右手崩壊地
 
更に進んで、崩壊部分に木の枝が出ている部分を通過。
崩壊部分から下を覗くと恐ろしいが、大きく開けた、蛭ヶ岳,臼ヶ岳方面の景色は雄大。

←枝の下は崩壊地

踏み跡はしっかりしており、赤テープも随所にある。
しばらく行くと、道が右側谷方面へ下り、下の鞍部にロープと道標があった。
着いたところが、1244mピーク。展望なし。

下っていくと、急に道がなくなったようなところにでる。
左方向にテープがあり、道は左側の尾根の斜面を行くような感じとなっていた。
 
右手が檜林となった後、長い下りを経て、下のほうから水の音が聞こえだした。
最後は、くずれかかった急な道となり、第3堰堤へでた。
 ・・・この部分、登りの場合は結構きつそう。

←広河原の堰堤に出る
 
第3堰堤の上流側を飛び石で渡って、彦右衛門沢の左岸へ上がる。

←そこに手作り標識があった。

三つのマイナールートとロングコースをなしとげた満足感とともに、神ノ川ゲートの駐車場へと林道を歩いた。

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